大阪・関西万博》TECH WORLDパビリオンが輝かしく開館 「共に良くなる」未来を世界へ発信

大阪・関西万博TECH WORLDパビリオン(台湾館)。(画像/TECH WORLDパビリオン提供)

2025年大阪・関西万博における人気パビリオンの一つ「TECH WORLDパビリオン」の開館式が、4月22日に行われた。式典では、主催者である玉山デジタルテック株式会社の名誉会長・黄志芳(こう しほう)氏が挨拶し、特別来賓として日本国際博覧会協会の髙科淳(たかしな じゅん)副事務総長も出席。国際色豊かな来賓と共に、テクノロジーと文化が交差する“共に良くなる”未来を来場者に披露した。

万博開幕からすでに来場者数は80万人を突破。雨や強風にもかかわらずTECH WORLDパビリオンには試験運用開始以来、累計4万人以上が訪れ、最大で90分を超える待ち時間を記録するなど、高い人気を博している。

主催者・玉山デジタルテック名誉会長の黄志芳氏が開館式で「技術を通じ世界と連携を広げたい」と挨拶。
主催者・玉山デジタルテック名誉会長の黄志芳氏が開館式で「技術を通じ世界と連携を広げたい」と挨拶。(画像/TECH WORLDパビリオン提供

黄志芳氏は開会の辞で、「より良い未来を追求する道において、TECH WORLDパビリオンは世界と共に前進している。この美しい風景と人文風情を世界と共有し、技術を通じた連携を広げていきたい」と語った。

台湾の現代舞踊団「雲門舞集」が開館式に特別出演。太鼓の音に合わせ、生命の躍動を表現する圧巻のパフォーマンスを披露。
台湾の現代舞踊団「雲門舞集」が開館式に特別出演。太鼓の音に合わせ、生命の躍動を表現する圧巻のパフォーマンスを披露。(画像/TECH WORLDパビリオン提供

開館式では、台湾を代表する現代舞踊団「雲門舞集(クラウドゲイト・ダンスシアター)」が特別出演。太鼓の響きにあわせてダンサーたちが身体全体で生命の躍動を表現し、テクノロジーと芸術が交差する場に相応しい圧巻のパフォーマンスを披露した。

TECH WORLDパビリオンは、来場者に向けて4つの主要展示を展開:

ライフ劇場:560本のロボットアームと8メートルのツリープラットフォームが生命の躍動を表現。
ライフ劇場:560本のロボットアームと8メートルのツリープラットフォームが生命の躍動を表現。(画像/TECH WORLDパビリオン提供

• ライフ劇場(Life Theater):560本のロボットアーム、高さ8メートルのツリープラットフォームなどを駆使し、多様性や生命力を象徴する動的パフォーマンスを展開。

ネイチャー劇場:香り・音・光・映像を融合した五感体験で自然との共生を訴える。
ネイチャー劇場:香り・音・光・映像を融合した五感体験で自然との共生を訴える。(画像/TECH WORLDパビリオン提供

• ネイチャー劇場(Nature Theater):香り・音・光・映像を融合させた五感の没入型体験で、自然との共生を伝える。

フューチャー劇場:生成AIで描かれた未来ストーリーを通じて、未来の半導体社会像を提示。
フューチャー劇場:生成AIで描かれた未来ストーリーを通じて、未来の半導体社会像を提示。(画像/TECH WORLDパビリオン提供

• フューチャー劇場(Future Theater):生成AIで描かれた未来ストーリーを通じて、未来の半導体社会像を提示。 (関連記事: 2025大阪万博》台湾の“未来”と“感性”を体感!大阪万博・TECH WORLD館の見どころ解説 関連記事をもっと読む

• インタラクティブ体験:「群蝶共舞」や「ハートビート・スマートブレスレット」など来場者参加型の演出により、来館体験が日常にもつながる。