2025大阪万博「Kaohsiung かいわい 高雄界隈」が日本の旅行新トレンドに

高雄観光団が大阪で観光PRイベントを開催。(写真/高市観光局提供)

台湾「界隈」(kaiwai)が高雄から始まる!日本万国博覧会に負けじと、高雄市政府観光局は昨日(22日)大阪ウェスティンホテルにて盛大な高雄国際観光プロモーションを開催。「高雄」(Kaohsiung, Takao)を日本人旅行者の新たなキーワードにするべく積極的にアピールした。

このプロモーションには日本の観光産業から多くの重要ゲストやオピニオンリーダーが参加。外交部大阪事務所、大阪観光局、交通部観光署大阪事務所、日本台湾商会連合総会、日本旅行業協会(JATA)、JTB、日本旅行(NTA)など多数の来賓が出席し、関西地域から100名を超える航空、旅行、メディア関係者が集結した。

高閔琳氏は「今回の大阪プロモーションでは、高雄の約60社の地元観光業者と農業局が『高雄国際観光チーム』を結成。B2Bの交流と没入型体験活動を通じて、台湾観光ナンバーワンの座を連続獲得し、山、海、川、港の壮大な景観を持つ国際都市・高雄を日本の関西地域の旅行業者とメディアに十分に認識していただきました。高雄の人々の情熱とあたたかさを感じていただき、日本からの旅行者の皆様にはぜひ友人を誘って高雄に来ていただき、一緒に『高雄界隈』を楽しんでいただきたい」と述べた。

「共通の興味を持つサークル」という意味を伝える

高閔琳氏は「高雄市は2024年に『第15回日台観光サミット』を成功裏に開催し、参加した日台双方の来賓から『完璧!15年で最高の大会だった!』と絶賛されました。今回観光局は日本に足を運び、高雄の地元から60名を超える観光業者と農業局の同僚たちと共に『高雄国際観光チーム』を結成し、日本の流行語『界隈』(kaiwai)をマーケティングの軸にしています。これにより高雄観光を日本のZ世代の旅行コミュニティの話題に取り入れ、『共通の興味を持つサークル』という意味を伝え、日本の旅行市場を深耕し、高雄を日本人旅行者の共通の興味と旅行の第一選択肢にしたい」と説明した。

プロモーションでは高雄の個人旅行、小グループツアー、教育修学旅行、インセンティブツアー、シニア向け旅行、MICEイベント、クルーズ旅行など多様な旅程を展示するとともに、多くの優れた高雄観光業者とのB2B商談会も実施。高閔琳氏は「積極的にマーケティングを行い『Kaohsiung かいわい 高雄界隈』のイメージを構築し、日本の旅行業者や旅行者がSNSを通じて高雄の国際的な観光の魅力を共有し、ネット上での存在感を高め、日本人旅行者専用の『高雄サークル』を作りたい」と付け加えた。 (関連記事: インタビュー》関西万博のTECH WORLD館が六感没入体験を創造 黄志芳:百万人の観客に感動を与えたい 関連記事をもっと読む

さらに、高雄は2年連続で台湾全土で観光客数が最も多い都市であり、2024年には6,923万人を突破。観光客数と満足度の両方で台湾一位に輝いた。さらにAgodaの「アジア太平洋格安宿泊施設推奨」やKlookの「世界の新興旅行先」に選ばれた唯一の台湾の都市であり、交通、グルメ、宿泊の費用対効果が高く、多様で豊富なイベントや音楽コンサートに加え、国際港湾観光資源を有し、国際インセンティブツアーや文化交流の絶好の条件を備えている。文化歴史地区から活気あふれる革新的商業エリアまで、伝統と現代が織りなす風景を展開し、高雄旅行の新たな話題が大阪から熱を帯びている。