台湾南部・高雄市で、日台両国のフルーツ文化を紹介するイベント「2025台日港湾フルーツフェスティバル」が、7月26日から27日にかけて開催される。主催は高雄市政府と日本台湾交流協会で、会場は高雄流行音楽センターの海風広場および堤防回廊。今回の開催に先立ち、高雄市長の陳其邁氏、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表、同高雄事務所の奥正史所長がプロモーション映像に出演し、イベントの魅力をアピールした。
映像では、台湾在住の日本人YouTuberで「高雄の嫁」として知られるMana(岡田真菜実)さんが司会を担当。日台のフルーツをテーマにしたクイズ形式の「フルーツ対決」を繰り広げ、軽快でユーモラスな雰囲気の中、両国の果物文化を紹介した。この映像はSNS上で公開されると同時に話題を呼んでいる。
「フルーツ対決」が再び登場 バイリンガル司会で日台に呼びかけ
2024年に約10万人を動員した前回に続き、今年のフェスティバルでは内容をさらに充実させて開催。今回のプロモーション映像では、フォロワー数45万人を超えるMana氏が再び登場し、高雄の魅力を日台両国に向けて発信した。Mana氏は、普段から台湾の暮らしや料理をYouTubeで紹介しており、その自然体な語り口で幅広い層から支持を集めている。
映像内では、市長や日本側の代表らと共に日中バイリンガルで「この夏、高雄で日台の果物を一緒に楽しもう」と呼びかけ、カラフルなフルーツを囲んで笑顔のやり取りを展開。両国の果物に関する豆知識を交えたクイズ対決を通じて、視聴者に親しみやすくイベント内容を伝えている。
高雄市政府行政および国際部の張硯卿部長は、今回で2回目の開催となる同フェスティバルについて「昨年の好評を受け、さらに充実した内容でお届けする」と語った。イベントでは、台湾と日本それぞれの特産フルーツを集めたマーケットをはじめ、地元人気バンドによるライブ演奏、日本の友好都市による出展など、多彩なプログラムが予定されている。
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