高雄で日台フルーツフェス開催へ 市長と人気YouTuberのコラボ映像がSNSで話題に

2025-07-02 17:09
高雄の嫁Manaが司会を務める『フルーツ対決』に、高雄市長の陳其邁氏、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表、および高雄事務所の奧正史所長が共に撮影したプロモーションビデオ。(画像/高雄市政府提供)
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台湾南部・高雄市で、日台両国のフルーツ文化を紹介するイベント「2025台日港湾フルーツフェスティバル」が、7月26日から27日にかけて開催される。主催は高雄市政府と日本台湾交流協会で、会場は高雄流行音楽センターの海風広場および堤防回廊。今回の開催に先立ち、高雄市長の陳其邁氏、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表、同高雄事務所の奥正史所長がプロモーション映像に出演し、イベントの魅力をアピールした。

映像では、台湾在住の日本人YouTuberで「高雄の嫁」として知られるMana(岡田真菜実)さんが司会を担当。日台のフルーツをテーマにしたクイズ形式の「フルーツ対決」を繰り広げ、軽快でユーモラスな雰囲気の中、両国の果物文化を紹介した。この映像はSNS上で公開されると同時に話題を呼んでいる。

「フルーツ対決」が再び登場 バイリンガル司会で日台に呼びかけ

2024年に約10万人を動員した前回に続き、今年のフェスティバルでは内容をさらに充実させて開催。今回のプロモーション映像では、フォロワー数45万人を超えるMana氏が再び登場し、高雄の魅力を日台両国に向けて発信した。Mana氏は、普段から台湾の暮らしや料理をYouTubeで紹介しており、その自然体な語り口で幅広い層から支持を集めている。

映像内では、市長や日本側の代表らと共に日中バイリンガルで「この夏、高雄で日台の果物を一緒に楽しもう」と呼びかけ、カラフルなフルーツを囲んで笑顔のやり取りを展開。両国の果物に関する豆知識を交えたクイズ対決を通じて、視聴者に親しみやすくイベント内容を伝えている。

高雄市政府行政および国際部の張硯卿部長は、今回で2回目の開催となる同フェスティバルについて「昨年の好評を受け、さらに充実した内容でお届けする」と語った。イベントでは、台湾と日本それぞれの特産フルーツを集めたマーケットをはじめ、地元人気バンドによるライブ演奏、日本の友好都市による出展など、多彩なプログラムが予定されている。

また、注目の「フルーツ対決」は会場のインタラクティブ・ゲームエリアでも再現され、子どもから大人まで幅広い層が参加可能。来場者が遊びながら果物に関する知識を深められる仕掛けとなっている。主催者は、この機会を通じて日台間の文化交流をさらに深めたいとしている。

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