マイクロアド、TikTok Shop公認パートナーに 台湾ブランドの日本進出を本格支援

2025-07-01 13:13
台湾のマイクロアドが日本市場への進出を加速している。(画像/事業者提供)
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株式会社マイクロアドの海外拠点である「台灣微告(MicroAd Taiwan)」は今後、グループ内の「UNIVERSE PULSE」と連携し、台湾ブランドが日本のTikTok Shopに進出する支援体制を強化し、越境ソーシャルコマースの展開を推進すると発表した。これにより、台湾の企業がライブコマースの優位性を享受できるよう後押しする。

株式会社マイクロアド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:渡邊健太郎氏)は、TikTok Shopの公式「認定パートナー」資格を取得しており、日本TikTok Shop向けの統合支援サービスを提供するグループ子会社「株式会社UNIVERSE PULSE」(本社:同、代表取締役:角谷佳祐氏)が、この認定に基づき中核的な支援業務を担うことが明らかになった。認定パートナーに選ばれることで、株式会社マイクロアドは今後、ブランド(売り手)とクリエイターの両者に対して、より専門的で包括的なマーケティングおよびプロモーション支援を提供する体制を整える。

TikTok Shopは「探索型eコマース(Discovery E-commerce)」と位置付けられ、TikTokの拡散力とクリエイターによるエンタメ性を融合した、新しいショッピング体験を実現している。

TikTok Shopで高い販売実績を上げるには、プラットフォームの特性理解に加え、魅力的なコンテンツ制作能力と効果的なプロモーション戦略が求められる。また、TikTok Shopではクリエイターが自ら商品を選んで紹介するメカニズムを採用しており、売り手とクリエイターの両者を結ぶ「認定パートナー」の存在が、最適なマッチングや統合マーケティングの実現において極めて重要となる。

2種の認定で売り手・クリエイターを両面支援-TikTok Affiliate Partner(TAP):売り手とクリエイターのマッチングと協力をサポート

TAP認定の目的は、商品を拡販したい売り手と、紹介したいクリエイターの間の協力を推進し、双方の販売成果を向上させることである。売り手には最適なインフルエンサーの選定を支援し、クリエイターには自身のフォロワー層に合った商品選定をサポートする。

今回のTAP認定により、MicroAdは特定クリエイターに対してクローズドマッチングを行い、ブランドイメージへの潜在的リスクを抑制しつつ、より精度の高いプロモーション協力が可能となる。

-Creator Agency Partner(CAP):クリエイターの運営と育成を支援

CAP認定では、クリエイターの募集・育成から協業機会の創出、運営サポートまでを一括で提供することで、マネジメント体制とマーケティングサービスの強化を図る。UNIVERSE PULSEは、グループ内のデータプラットフォーム「UNIVERSE」が保有する消費行動データを分析の中核とし、グループ子会社「株式会社IZULCA」が中国TikTok Shopで記録した「7時間で売上20億円(約43億円)」という実績を応用している。

台灣微告は台湾企業に対して、日本TikTok Shopへのスムーズな進出を支援する。具体的には、ブランドアカウントの開設、現地市場向けコンテンツの制作、クリエイターとの協業、さらにはTikTok Shopの物流・カスタマーサポートシステムとの連携などを一貫してサポートする体制を整えている。詳細は台灣微告の公式サイトで確認できる。

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