台湾・桃園空港の女子トイレにピンホールカメラ疑惑 「レンズの反射見た」空港側の説明に波紋

2025-06-30 13:53
C5ゲート付近の女性トイレで怪しい穴を発見した女性ネットユーザーが、照明を当てたところカメラらしき反射光を確認した。(画像/Threadsから)
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台湾・桃園国際空港第2ターミナルで、ピンホールカメラによる盗撮と疑われる事件が発生した。28日、ある女性がSNSのThreadsに投稿し、C5搭乗ゲート付近の女性用トイレ内で不審な穴を発見したと報告。ライトを当てたところ、レンズのような反射が見えたため、驚いてその場でティッシュで塞ぎ、他の利用者が被害に遭わないよう対応したという。

この件について、桃園空港公司は後日「フックの跡が残ったまま補修されていない孔であり、ピンホール装置は確認されなかった」と説明。しかし、この回答に対して多くのネットユーザーが不信感を示し、「レンズが見えたのに、なぜ事実を否定するのか」と著名インフルエンサーや地域コミュニティも批判の声を上げている。

桃園空港の女子トイレ「ピンホールカメラ疑惑」

当該の女性は、Threadsに写真2枚と動画1本を投稿し、桃園国際空港第2ターミナルC5搭乗ゲート付近の女性用トイレ個室内で、扉に不審な小さな穴があるのを発見したと訴えた。彼女によれば、穴の奥にライトを照らすとガラス状の反射が確認でき、何かがおかしいと直感したため、すぐにティッシュで塞いだ上で映像を公開し、他の女性利用者に警戒を呼びかけたという。

彼女は投稿の中で「桃園空港の女性トイレにピンホールがあるなんて、本当に気持ち悪い!」と綴った。この投稿には多くのユーザーから賛同の声が寄せられ、「本当に気持ち悪い…気づいてくれてありがとう。塞いでくれて助かった」、「素晴らしい対応!ピンホールカメラでもネジ穴でも、こんな穴があること自体おかしい」、「桃園空港には、こんな小さな穴すら塞ぐ予算がないのか」といったコメントが相次いだ。

空港会社:フックの穴の遺物

世論の高まりを受け、桃園空港の会社は迅速に声明を発表し、問題の穴は以前取り付けられていたフックの跡が未補修のままだったことによる誤解だと釈明した。声明では、事案発生後、航空警察局とともに現場を確認し、ピンホールカメラや不審な装置は発見されなかったと説明。利用客に不安と不便を与えたことに対し、深く謝罪の意を示した。

桃園空港によれば、現在1日あたりの旅客数は13万人に上り、トイレは500室以上にのぼるという。利用者のプライバシー保護のため、定期的に電子機器を用いた「ピンホールカメラ検知」を実施しており、今後は巡回の強化や既存の穴の補修作業を徹底し、同様の事態を再発させないよう努めるとしている。

世論のプレッシャーに直面し、桃園空港会社は迅速に声明を出し、この穴は古いフックの遺物であり、間違いによるものだと清算した。声明には、事件の後、航空警察と共に現場をチェックしたが、針孔カメラや疑わしい装置は発見されなかったことを明らかにし、乗客に不安と不便を抱かせたことについて謝罪した。 (関連記事: 台湾の航空会社が世界一の快挙!機内食と清潔度で世界最高評価 関連記事をもっと読む

桃園空港は現在、空港の利用者数が1日13万人を超え、トイレの数が500を超えている状況で、プライバシーを保護するため、定期的に電子機器を使用して「針孔カメラ検出」を行っていると述べ、将来的には巡視強化と古い穴の修復を進め、同様の状況が再発しないよう努めるとした。