トップ ニュース 戦果か誇張か──イラン核施設攻撃を巡るCIAと軍の深い溝
戦果か誇張か──イラン核施設攻撃を巡るCIAと軍の深い溝 Maxar Technologies提供のこの衛星画像は、2025年6月22日にイスファハン核施設が米軍の空襲を受けた後の被害状況を示しています。(AP通信)
イランの核施設に対する米軍の空爆が、ワシントンで前例のない政治的緊張と情報機関内の対立を引き起こしている。トランプ大統領は、攻撃によりイランの核施設が「完全に破壊された」と主張したが、この見解は国防情報局(DIA)の初期評価とは一致していない。
こうした見解の食い違いに対応する形で、CIA長官のラトクリフ氏は25日、新たな評価を発表し、空爆が「重大な損害を与えた」と述べ、大統領の主張を支持する立場を取った。
一つの空爆、二つの解釈:CIAと軍情報機関のロシアンルーレット イラン核施設への空爆をめぐって、アメリカ政府内で評価が真っ二つに割れた。ホワイトハウスが「戦果」を強調する一方で、複数の情報機関では、その内容に対する深い意見の相違が表面化している。このズレは、政治的プロパガンダのために機密情報が誇張あるいは歪曲されたのではないかという外部の疑念も呼び起こした。
発端となったのは、空爆からわずか24時間後に国防情報局(DIA)がまとめた初期評価報告だった。報告内容を確認した複数の関係者によると、トランプ大統領が述べたような「完全破壊」には到底届かず、結論はより抑制的だったという。報告では、三つの核施設が「中度から重大な損害」を受けたと評価されたが、イランの核計画の進行は「数か月遅延する」にとどまり、長期的な打撃とは言いがたいとされていた。
なかでも、山中深くに位置するフォルドの核施設は特に注目された。仮に損害が中程度であれば、イラン側が再建を断念する可能性があるとの見方が示されたものの、既に一部の遠心分離機は他の場所へ移されており、イランが簡易型核兵器を数か月以内に製造できる余地があるという分析も存在している。
DIAの報告では、評価の「確信度は低い」と明記されており、情報がまだ初期段階であることから不確実性の高さが強調されていた。この報告が米国内で報道されると、トランプ大統領の「完全破壊」発言とのギャップが明るみに出て、大きな波紋を広げた。
こうした疑念に直面したホワイトハウスとCIAはすぐに反撃に動いた。CIA長官のラトクリフ氏は25日、DIAの報告を「古い」と批判し、CIAの方がより新しく信頼できる情報を保持していると主張。いくつかの核関連施設は「破壊された」とし、復旧には「数年を要する」とする新たな評価を提示した。ラトクリフ氏は、CIAの分析が「歴史的に信頼されてきた情報源と方法」に基づくものであると強調した。
情報に潜む政治的駆け引き:議会の疑念とホワイトハウスの弁護 情報評価をめぐる食い違いは、米議会内にも波紋を広げている。上院情報委員会の首席民主党議員であるマーク・ウォ ーナー氏は公聴会で、ホワイトハウスの強硬な発言と実際の情報内容との間にある乖離について、政府関係者に説明を求めた。ウォ ーナー氏は「政治的主張を補強するために、情報が繰り返し操作され、美化されるという構図は深刻な懸念を呼ぶ」と述べ、「この道がどこに行き着くか、私たちは過去に学んでいる」と警告した。
『ニューヨーク・タイムズ』紙は、ウォーナー氏の発言が2003年のブッシュ政権による大量破壊兵器の誤認、そしてそれを口実としたイラク戦争の開戦を暗に想起させるものであると分析している。
多くの批判にさらされながらも、トランプ大統領はオランダで開催されたNATOサミットにおいて、「イランの核施設は破壊された」との主張を繰り返した。ルビオ国務長官もこれに呼応し、イランのイスファハンにあるウラン転換施設が完全に破壊され、濃縮ウランを兵器化するためのプロセスが断たれたと説明。「ウラン転換施設がなければ、核兵器は作れない。もはや地図から消えたようなものだ。地域全体が燃え尽き、消えてしまった」と述べた。
解決されていない謎:イランの次なる一手は何か アメリカ政府は、今回の攻撃がイランの核開発に大きな打撃を与えたと主張し続けているが、根本的な疑問はいまだに解消されていない。たとえば、イラン国内に他にも秘密裏に存在する核施設があるのかどうか、準兵器級の濃縮ウランが本当に破壊されたのかといった点である。国際原子力機関(IAEA)は、戦闘が始まる前にイランが大部分の濃縮ウランをすでに移動させていたと指摘しており、その所在が今後の展開を左右する重要な要素とみられている。
今回の攻撃を受けて、イランが核兵器の開発を断念するのか、それとも反発を強めて再び核弾頭の開発を目指すのかは、依然として不透明である。
イスラエル国家安全委員会の元副議長であるミロン氏は、依然として多くの疑念が残っていると述べ、慎重な姿勢を崩していない。「ネタニヤフ首相は、イランの核開発が国家の生死を左右する脅威であると明言した。我々はその判断を下すにあたり、高度な確信を持てるだけの情報が必要だ」と語り、「今回の戦争は逃げ出した馬を厩舎に戻すようなものだが、それが本当に成功したかどうかを裏付ける情報は、今のところ揃っていない」と指摘した。
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