2025年6月24日、東京・芝浦に誕生するラグジュアリーホテル「フェアモント東京」が、正式開業に先立ちメディア向けの内覧会を開催した。世界的に知られる高級ホテルブランド「フェアモント」の日本初進出として注目を集める同施設では、当日、スイートルームや宴会場、スパ、レストランなど、多彩な館内施設が公開された。

開放感あふれる無柱ボールルームと好アクセス
フェアモント東京の4階には天井高6.6メートル、面積約1,000㎡の無柱ボールルームがあり、視界を遮ることなく最大限の開放感を実現。会場は400㎡・350㎡・250㎡の3分割が可能で、国際会議や企業イベント、ウェディングなど幅広い用途に対応する。羽田空港から13分、品川駅からも6分というアクセスの良さも魅力の一つだ。

東京湾を一望する43階の「ザ・シー」
43階にはもう一つのバンケットスペース「ザ・シー」があり、大きな窓からは東京湾のパノラマが広がる。オープンキッチンを備えた約250㎡の会場は、100名規模のレセプションにも対応。クラシカルな4階と対照的に、モダンで明るい空間が演出されている。

海と東京タワーを望む3タイプのトップスイート
内覧会では、プレジデンシャルスイート(278㎡)、芝浦スイート(129㎡)、ザ・ビュースイート(152㎡)の3種のトップスイートが公開された。全室にリビング、ダイニング、ベッドルーム、バスルームを完備し、東京湾や東京タワーの景観を楽しめる。バスアメニティにはLE LABOの人気フレグランス「サンタル33」が用意されている。

専用ラウンジを備えた「フェアモントゴールド」
41・42階には、上級客室「フェアモントゴールド」専用のラウンジを設置。チェックイン・アウトのほか、朝食、リフレッシュメント、アフタヌーンティー、イブニングカクテル、ライトスナックの1日5回のフードサービスが提供される。客室にはMarshall製スピーカーやDyson製ドライヤー、米Shifman社のベッドが完備されている。

レストラン&バー:芝浦の食文化と和の融合
16階には寿司と鉄板焼きの2つのレストランを展開。寿司店では芝浦の漁場をイメージしたコースが提供され、芝海老や手打ち蕎麦が登場。鉄板焼き「突二」では、-2°Cで熟成保存された肉を使用し、「ミートキープ」という新たな提供スタイルを採用している。
43階のバーは、DJブースを備えた「オフレコード」と、立ち飲み文化をテーマにした「よいとよい」の2種類。関東煮などの和食も楽しめる。 (関連記事: インタビュー》カナダ高級ホテルブランド・フェアモント、日本進出 総支配人「台湾の旅行者と市場に期待」 | 関連記事をもっと読む )