トップ ニュース 原油100ドル時代が現実に?米軍のイラン爆撃が世界経済に波紋
原油100ドル時代が現実に?米軍のイラン爆撃が世界経済に波紋 米軍は現地時間6月22日未明、イランの主要な核施設3カ所を爆撃し、中東紛争に直接関与する姿勢を鮮明にした。トランプ氏は全米向けのテレビ演説でこの攻撃を「壮大な軍事勝利」と位置づけ、イランが和平案を受け入れない限り、追加の攻撃を辞さないと警告した。これに対し、イラン側は強く反発。「自衛権を保持する」と主張し、今回の空爆が「恒久的な影響をもたらす」と非難した。また、 トランプ氏による対イラン武力行使は、世界の石油価格を即座に高騰させ、アナリストは100ドル超になる可能性を警告している。
『ロイター』によれば、ブレント原油先物価格は6月10日以降18%上昇し、6月19日には79.04ドル(約12,400円)と、約5カ月ぶりの高値を記録した。爆撃の報道を受けて市場では、今後さらに原油価格が上昇し、1バレルあたり100ドル(約15,700円)を超えるとの懸念が広がっている。『ブルームバーグ』も、今回の攻撃によって世界の石油供給の3分の1を担う中東地域の地政学的リスクが急騰しており、23日月曜日の市場では再び油価が上昇すると予測した。
中東海域の要衝であるホルムズ海峡は、世界的な石油輸送ルートであり、サウジアラビアやUAE、イラク、クウェートなどの主要産油国が影響を受ける。アナリストらは、イランが同海峡でのタンカー通行を妨害すれば、エネルギー供給の混乱とインフレ圧力の増大につながると指摘している。MST Marqueeのソウル・カヴォニック氏は、「今後数時間から数日以内のイランの対応が焦点だ。もし脅し通りの報復行動に出た場合、原油価格が100ドルを突破する可能性がある」と警鐘を鳴らした。
投資家のリスク回避感情が高まる 米国株式市場は報道を受けて短期的な乱高下を見せ、投資家はドルや金といった安全資産へと資金を移した。Potomac River CapitalのMark Spindel氏は「石油市場ではボラティリティが急増しており、不透明な情勢が続く」と述べている。暗号資産のエーテル(Ether)は6月13日以降約13%下落しており、投資家心理の冷え込みが反映されている。一方、中東の一部株式市場では、カタールやサウジアラビア、クウェートの主要指数が上昇。特にイスラエルの株式は史上最高値を記録し、地元投資家の冷静さが際立った。
原油高騰は世界的なインフレ圧力を強め、各国の中央銀行が計画していた利下げを見送る可能性もある。経済協力開発機構(OECD)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行はいずれも成長見通しを下方修正しており、今回の地政学的リスクがさらに経済回復の足を引っ張る懸念が出ている。
歴史的に見ても、中東紛争の初期段階では株価が軟調になる傾向があるが、その後2カ月以内に回復するケースが多い。たとえば、2003年のイラク戦争や2019年のサウジ油田攻撃では、S&P500指数が3週間で平均0.3%下落したが、その後2カ月で平均2.3%上昇している。
今後の行方は依然不透明 『ブルームバーグ』は今回の爆撃について、世界経済が不安定な時期に起こった点を強調。燃料価格の変動がインフレ動向を左右すること、これはトランプ氏が重視する「経済課題の核心」であると指摘した。今のところホルムズ海峡の航行に目立った支障はないが、テヘランは対抗措置として輸出量の増加を示唆している。
PVM Oilのアナリスト、タマス・ヴァルガ氏は「石油が戦争の道具に使われることは、どの国の利益にもならない」と述べた。現在の状況は、トランプ氏とイスラエルのネタニヤフ首相が本当にイラン政権の打倒を目指しているかどうかにかかっている。
さらに、ドルは長年にわたり「世界の基軸通貨」としての地位を保ってきたが、近年では各国が準備通貨の多様化を進めており、ドル一強体制への挑戦が進んでいる。特に中東情勢が不安定化する中、短期的にはドル需要が高まる可能性があるが、長期的にはその信頼性に疑問が投げかけられている。
Harris Financial Groupのジェイミー・コックス氏は、今回の爆撃がイランを和平交渉に向かわせる可能性もあると指摘。一方で、ソウル・カヴォニック氏をはじめとするエネルギーアナリストらは、イランが報復に出た場合、特に中東の石油インフラを狙うようなケースでは、市場の混乱が長期化する恐れがあると警告している。
年初以降、米経済への不安からドル指数は下落傾向にあり、今回の軍事行動により短期的には反発する可能性がある。IBKRのチーフマーケットストラテジスト、スティーブ・ソスニック氏は、株式市場の反応はイランの次の動き、そして原油価格の推移によって左右されると述べている。
『ブルームバーグ経済』の分析では、中東情勢の激化が世界の貿易に支障をきたし、世界経済全体の不安定化に拍車をかける恐れがあるとしている。今後数週間で、トランプ氏による「対等関税」戦略が再燃する可能性もある中、最大のリスクはやはり油価の高騰によるインフレ圧力だと強調されている。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
都議選2025:都民ファーストが第1党に 自民党は大幅後退、「政治とカネ」問題が影響か 6月22日に投開票が行われた東京都議会議員選挙(定数127)で、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が、自民党を上回る議席を獲得し、第1党となる見通しとなった。自民党は前回に続く第1党維持に失敗し、次回の国政選挙への影響が懸念されている。選挙管理委員会の発表によると、午後10時時点で92議席の開票が終了。都民ファーストの会が24議......
台南から届いたパイナップルに笑顔広がる 北海道・美唄の高校生「甘くてジューシー!」 台湾・台南市の黄偉哲(こう・いてつ)市長が最近北海道を訪問し、美唄市の櫻井恒(さくらい・ひさし)市長と会談。台南産のパイナップル150個を、美唄市の高校生たちに贈呈した。このパイナップルは、美唄市政府から市内の聖華高等学校などに配布され、学生寮での夕食のデザートや、家庭科の調理実習で提供された。生徒たちは台湾の国旗を手にしながら、台南のパイナップルを頬張り、......
米軍のイラン攻撃は台湾にも波及?『ニューヨーク・タイムズ』:中国の限界と米中の思惑 2023年、中国はイランとサウジアラビアの和平仲介に成功し、中東における新たな影響力を示した。地政学上の競争相手である米国とは異なり、北京はワシントンが関与を避ける関係構築にも乗り出し、地域の「パワーブローカー」としての存在感を強めていた。しかし、トランプ氏がイランへの軍事攻撃を決断したことで、その影響力の限界が露呈したと『ニューヨーク・タイムズ』は分析して......
「甘くておいしい!」台湾・台南から届いたパイナップルに熊本・宇土の子どもたちが笑顔 熊本県宇土市の小中学生がこのほど、台湾・台南市から贈られたパイナップルを学校給食で試食し、「とても甘くて美味しい!」と笑顔で感想を語った。児童の反応は非常に好評で、NHKでもこの取り組みが報道された。台南市と宇土市は、台湾の著名な人権派弁護士・湯徳章氏の父親の故郷が宇土であるという縁をきっかけに、2024年3月に友好都市提携を結んだ。今回のパイナップル提供は......
台湾、独自衛星ネットワーク構築へ 中国の宇宙軍に対抗、欧州と連携強化 米インド太平洋軍の前司令官デービッドソン(Philip Davidson)氏は2021年の退任前に行われた米議会公聴会で、中国が2027年までに台湾への軍事的行動に出る可能性があると警告した。これを皮切りに、米国の軍政関係者から同様の懸念が相次ぎ、中国人民解放軍が2027年までに台湾侵攻の能力を備えるとの見方が広がっている。台湾では、いわゆる「デービッドソン......
台湾、世界野球WBSCプレミア12優勝記念銀貨を発行 6月23日から予約受付 台湾中央銀行は6月23日、2024年11月24日に行われた「第3回世界野球WBSCプレミア12」で台湾代表チームが初優勝を果たしたことを記念し、「2024年 第3回世界野球WBSCプレミア12 優勝記念銀貨」を発売すると発表した。発行は台湾銀行が担当し、1枚あたりの価格は新台湾ドル1600元(約7,900円)で、同日から予約受付が始まった。記念硬貨のデザイン......
台湾・鉱山芸術季「225への手紙」開幕 金瓜石・九份・水湳洞を巡る記憶とアートの旅へ 台湾・新北市立黄金博物館は、2025年の「鉱山芸術季」のテーマを「225への手紙」とし、芸術を使者に見立て、想いや物語を届ける試みを行う。開催期間は6月27日から8月24日まで。会期中は、ランドアート、パフォーマンスイベント、教育普及ワークショップ、文化ツアー体験など、多彩な企画が予定されている。文化ツアー体験では、3つのテーマルート、計9回のツアーを実施。......
米軍、イランの核施設3か所を攻撃 日本政府「重大な関心」表明 日本外務省は23日、外務大臣談話を発表し、アメリカがイランのフォルドー、ナタンズ、イスファハンなど三か所の核関連施設に攻撃を仕掛けたことに対し、「重大な関心」を表明し、事態の展開を注視すると強調した。外務省は、日本が一貫してイランの核兵器開発に反対しており、国際的な核不拡散体制を維持するためには、外交による解決が不可欠であると述べた。また、日本はアメリカなど......
米軍「ミッドナイトハンマー」作戦、フォルドウ地下施設に6発貫通 濃縮ウランは事前に移送か 米国防総省が「ミッドナイト・ハンマー(Operation Midnight Hammer)」と名付けた軍事作戦は、世界に衝撃を与えた。米軍はB-2ステルス爆撃機を投入し、イラン国内の複数の核関連施設に対して精密攻撃を実施。中でも特に注目されたのは、ゴム(Qom)近郊の山岳地帯に深く埋設されたフォルドウ(Fordow)核燃料濃縮施設だ。最新の衛星画像によれば、......
舞台裏》柯文哲事件の余波、台北地方検察庁の昇進システムに不安定化の兆し 2025年6月3日、台北地方検察庁は廉政署を指揮し、民進党の元立法委員である陳欧珀氏が汚職に関与している疑いで捜査を開始・14の場所を捜索した。陳欧珀氏は過去にim.B詐欺事件で立法委員選挙から撤退したものの、2026年の宜蘭県長選挙に再び挑もうとしていた。しかし、担当検察官の唐仲慶氏は今回の捜査で陳欧珀氏を拘留し、県長選立候補を阻止した。毎年6月は検察官が......
賴清德「中華民国も台湾も等しく響く」 国家の本質は名称ではなく「四要素」と強調 台湾総統の賴清德氏は「団結国家十講」を開始し、本日(22日)、最初の講演を新北市の新荘ロータリークラブで行った。賴氏は、国家の構成四要素は国民、土地、政府、主権であり、「名前は含まれていない」と述べた。また、国連に加盟しているかどうかや、いくつの国と国交があるかも規定されていないとし、「中華民国」「中華民国台湾」「台湾」はすべて同じように国の名前であると語っ......
イラン、イスラエルに報復空爆 全面衝突とホルムズ海峡封鎖の懸念も 米軍がついにB-2爆撃機を派遣してイランの核施設を空爆した後、トランプ米大統領はイランに対し「報復しないように」と要請したが、テヘランは依然としてイスラエル国内の複数箇所への報復攻撃を行った。さらに、イラン外務省は「米軍の核施設空爆はイランへの宣戦布告に等しい」とし、「イギリスとEUのイランへの交渉復帰要求はもはや実行不能である」と宣言した。報道によると、イ......
2025年台北・人気クロワッサン店12選-巨大クロワッサンから中身入りまで多彩な味 近年、クロワッサンの人気が高まっており、さまざまな新しい形態が登場しています。フラットクロワッサン、巨大クロワッサン、アイクロワッサン、クッキークロワッサンなど、多層的で柔らかくサクサクの食感を保ちながら、さまざまな甘じょっぱい要素と組み合わせて、職人の専門的な技法と創意工夫で多くの驚きを生み出しています。以下、台北の12軒のおすすめクロワッサンを紹介!韓国......
年間4,000万人の新記録に挑む!中韓の訪日観光客急増、香港は「災難予言」で旅行キャンセル 日本観光局(JNTO)の最新データによると、今年5月の訪日外国人数は前年より21.5%増の369万3300人に達し、過去の5月の最高記録を更新したが、4月の最高記録である390万8900人を超えることはできなかった。最も多かったのは韓国と中国からの旅行者で、いずれも急増している。一方、アジア太平洋地域に属する香港からの旅行者は、ネット上の「災難噂」の影響で激......
台湾「百万ドル富豪」75万人突破!シンガポール抜き世界上位へ 今後5年で増加続く 世界経済が混乱する中、台湾は資産増加ランキングで際立っており、UBSが最新発表した『2025年世界資産報告』によると、資産が100万米ドル(約3000万台湾ドル)以上の台湾人は75.8万人に達し、世界で15位を記録した。これは香港の64.7万人を上回りシンガポールのほぼ2倍だ。成人平均資産は5年間で35%急増し、成長速度は世界で3位となり、韓国とノルウェーに......
米国、学生ビザ面接を再開予定! AITが回答:外交部は2日以内の予約再開を予測 アメリカの海外公館は間もなく学生ビザ面接の予約を再開する予定であり、多くの外部メディアはアメリカ国務省が各地の大使館に送った情報を引用し、国務省が学生ビザ面接を再開し、より厳格なソーシャルメディアガイドラインを策定しようとしていることを示唆している。この件について外交部長の林佳龍氏は19日、米国在台湾協会(AIT)は数日以内に新しい学生ビザ面接を手配すべきだ......
チームラボプラネッツ豊洲 2025年、大規模拡張で新空間誕生 東京・豊洲の没入型アートミュージアム「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」は、2025年1月22日、約1.5倍の面積拡張を経て新たな空間を一般公開した。今回の拡張では、教育的なテーマに基づいたプロジェクト「つかまえて集める森」「運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」を中心に、合計20点以上の新作が登場。来場者が自らの身体を使って探索し、創造し、体験を通して学......
在日台湾人による学びとつながりの場──「在日東京揪団愛学習同好会」の試み コロナ禍の最中に日本へ移住した蔡明淳氏は、台湾では講師として活躍し、執筆やイメージコンサルティングなどの分野に精通していた。自身で講座やセミナーを主催してきた経験を持つ彼女は、長年日本に住む台湾人の東京子氏と共に「在日東京揪團愛學習同好会」を立ち上げた。この学習会は営利を目的とせず、既存のリソースを統合することで、日本に住む台湾人に多様な学びと交流の機会を提......
MEGAドン•キホーテ渋谷本店、外国人観光客に「作るアイテム」が人気 訪日外国人観光客の人気スポットとして注目を集めるMEGAドン・キホーテ渋谷本店で、"作って楽しむ"キャラクターグッズがインバウンド客に人気を博している。同店の最新キャラクターグッズ売上ランキングでは、手間のかかるクラフトキットが上位を占めた。ランキング1位の「ペーパーシアター(エンスカイ)」は、レーザーで精密にカットされた色紙や木を重ねてキャラクターの名シ......
満場の拍手を浴びる!安倍昭恵夫人、2年ぶりに台南訪問 黄偉哲市長がマンゴーでおもてなし 2年ぶりに日本の前首相安倍晋三夫人、安倍昭恵氏が再び団を率いて台南を訪問した。21日、台南国際マンゴーフェスティバルの開会式に参加し、記念にマンゴーの木を植えたほか、台南市美術館第一館を訪れた。午前中、黄偉哲市長は特別に9種類以上のマンゴーを用意し、2年前の訪問で台南のマンゴーに忘れられない印象を抱いた安倍夫人を驚かせた。彼女は品種情報について頻繁に質問し、......
お米好き必見!AKOMEYA食堂で楽しむ、冷やし茶漬けとごはんの“お友”たち ライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」は6月18日、季節企画「夏飯」フェアの一環として特別イベント「ごはんの“お友”会」を実施した。テーマは「夏にさらっと美味しく食べられるごはん」。会場では、お米コンシェルジュと「お茶漬けマニア」として知られるライター・もちづきもちこさんが登壇し、冷やし茶漬けの魅力や夏のごはんの楽しみ方について語り合った。AK......
【新作スイーツ】AKOMEYA食堂「国産素材を味わう」──贅沢かき氷を神楽坂で26日より販売 ライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」は、直営飲食店「AKOMEYA食堂 神楽坂」にて、2025年6月26日から夏季限定のかき氷メニューを販売する。提供期間は9月下旬までを予定しており、今年は「国産素材を味わうかき氷」をテーマに、全3種類のオリジナルメニューが登場する。ライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」は、直営の飲食店「AKO......
夏をまるごと味わう「国産レモン」づくし──AKOMEYA TOKYOが贈る涼味のセレクト ライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」は、2025年6月26日から、厳選された国産レモンを使った夏季限定商品の販売をスタートする。暑さが続く日本の夏にぴったりな「涼」をテーマに、レモン素麺や調味料、クラフトシロップ、見た目にも涼やかなゼリーやくずきりなど、多彩なアイテムを揃えている。ライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」は、202......
米国、留学ビザ面接を再開──SNS投稿の審査を強化へ アメリカ国務省は最新の発表で、長らく中断されていた国際学生向けビザの面接手続きを再開する方針を明らかにした。ただし、トランプ政権下で導入された方針に従い、今後アメリカへの留学を予定する申請者には、ある重要な条件が課される。それは、ソーシャルメディアのアカウントを公開設定とし、連邦政府がその内容を確認できるようにすることだ。申請者がプライバシーを理由にこれを拒......
外国人が絶賛する「台湾グルメ10選」──鼎泰豐を超えた1位の名店とは? 近年、韓流ブームが世界に広がるなか、台湾は多くの韓国アーティストにとって欠かせない訪問地となっている。彼らはファンとの交流だけでなく、現地の食文化に触れる「美食家」としての一面も見せている。Super Juniorのシウォン氏が絶賛した「鼎王麻辣鍋」、IVEのチャン・ウォニョン氏が人気を牽引した「珍煮丹」のスイカウーロン、また羅PDの映像で注目を集めた台南グ......
【独占インタビュー】台大卒アイドル・KANA-KANA「ステージに立てる幸せが、私の答え」 台大法学部卒からステージへ 佳那が語る「夢を諦めない理由」佳那(KANA-KANA)は最近、SNSでの「台湾大学法学部を卒業したのにアイドルを選んだ」という投稿が話題となった。この件についての反応を聞かれた際、彼女は「全く悲しくなかった」と率直に語った。佳那さんは《風傳媒》の単独インタビューに応じた。さらに、「自分の両親も“怖いおじさん”たちと同じような考え......
揺るがぬ「台湾」のアイデンティティ──在日台湾同郷会が守り続ける誇り 日本に暮らす台湾人にとって、最も長い歴史を持つ在日組織のひとつが「在日台湾同郷会」である。1973年の設立以来、同会は交流・支援・政治的発言の場として多くの役割を担ってきた。現在は医師の岡山文章氏が会長を務め、副会長の多田恵氏らとともに、その活動は多様化している。風傳媒の取材に対し、幹部らはその歩みと理念を語った。「台湾人が安心して集まれる場を」──国民党体......
『猟師兄弟』早稲田大学で上映 蘇宏恩監督と専門家が台湾原住民の記憶と継承を語る 台湾原住民の家族関係や土地問題を描いた劇映画『猟師兄弟』(2024年/109分/台湾、原題:獵人兄弟、英題:Hunter Brothers)が、2025年6月14日、早稲田大学小野記念講堂で上映された。上映後にはトークイベントも行われ、監督の蘇宏恩氏に加え、東京国際映画祭シニア・プログラマーで日本映画大学教授の石坂健治氏、同大学名誉教授の千野拓政氏、愛知県立......
中国人配偶者に迫る「身分の選択」——台湾か中国か、二者択一の現実 台湾の陸委会と内政部移民署は、約1万2千人の大陸配偶者に対し、「除籍証明」の提出を求めている。この対応について、海基会副董事長兼秘書長の羅文嘉氏は20日、改めて説明を行った。羅氏は、「中華民国」または「中華人民共和国」のいずれかの国民として選択する権利は個人にあるとした上で、「同時に2つの国を選ぶことはできない」と強調した。台湾の法制度によれば、中国人配偶者......
人魚ショーが話題沸騰!「台湾のコスパ最強」遊園地の魅力とは 花蓮を訪れる観光客が戻りつつある中、遠雄海洋公園で行われている「人魚ショー」がSNSなどを中心に注目を集めている。あるユーザーが「ずっと気になっていたが距離がネックで行けていない」と投稿したところ、大きな反響を呼び、多くの人が「本当に行く価値がある」「感動して涙が出た」「子供が家に帰った後も忘れられない」とコメントしている。プロが推すの台湾最強テーマパーク「......
台湾で最も魅力的な離島は澎湖ではない?観光客推薦の絶景スポットが注目集める 夏休みシーズンが到来し、多くの人がすでに旅行の計画を立てている。その中でも「離島」は特に人気の高い選択肢となっている。潮風に吹かれながら海鮮を味わったり、本島とはまったく異なる風情を体験したりと、離島ならではの非日常が、リラックスと驚きをもたらしてくれるからだ。ただし、初めて離島旅行を計画する人にとっては、澎湖、緑島、小琉球、金門、馬祖といった選択肢の中から......
楊金龍総裁「ドルの地位は不動」発言 代替通貨なしの現実を再確認 「アメリカ例外論」の光が薄れ、加えて米国政府の政策変更が頻発していることから、市場ではドル資産の売却が相次ぎ、ドル相場の低迷が続いている。こうした中、ドルが国際基軸通貨としての地位を維持できるのかに注目が集まっている。中央銀行の楊金龍総裁は、予見可能な将来においてドルの国際的地位が揺らぐことはないとの見方を示し、二つの主要な要因に支えられて、現時点でドルに代......
台湾最強ドリンク店が決定!Comebuy・得正は圏外、味と品質で頂点に立ったのは? 台湾では手搖(シェイク)ドリンクブランドが数多く存在し、まさに国民的飲み物と言っても過言ではない。天候や曜日を問わず、街を歩けば誰もが片手に一杯のドリンクを持っている光景が見られ、今や日常生活に欠かせない存在となっている。定番のタピオカミルクティーや冬瓜茶から、近年流行のフルーツティーやチーズフォーム系まで、各ブランドは独自のアイデアと味でしのぎを削り、毎日......
「最も危険な15年が始まる」元米高官が台湾情勢に警鐘 中東情勢も影響か トランプ政権の第1次で米国の副国家安全保障顧問を務めたビクトリア・コーツ氏は、ロンドンで開かれた国際フォーラムにおいて、「今後10年から15年が世界で最も危険な時期になる可能性があり、とりわけ台湾周辺が焦点になるだろう」と発言した。理想的には、米中両国が対話を通じてリスクを管理できる状態が望ましいとしつつも、コーツ氏は「中国は現在、数多くの困難な課題に直面し......
台北最恐の心霊スポットで起きた本当の話 「出口のないトンネル」と「後部座席の女」 台北で最も恐れられるトンネル、辛亥トンネルの怪談台北市で最も有名な心霊スポットの一つとされる「辛亥トンネル」。全長はわずか500メートルにも満たないが、不気味な雰囲気と都市伝説が絶えず囁かれ、まるで終わりの見えない異世界のようだと語られる。照明は薄暗く、トンネル内に漂う静けさが、数々の奇妙な体験と相まって不気味さを増している。YouTubeチャンネル《異世界......
甲府の大学生、ネット購入の「高揚成分」入りクッキー摂取後に飛び降り 命に別状なし 山梨県甲府市で5月初め、男子大学生が市内の寮でいわゆる「興奮クッキー」を食べた直後、異常行動を示して2階から飛び降りるという事故が起きた。学生は幸い命に別状はなかったものの、全身に多数のけがを負った。警察は違法成分を検出できなかったが、当該クッキーと異常行動の因果関係を疑っている。興奮クッキーによる飛び降り事件が発生読売新聞の報道によると、事故当時、学生は友......
佳子さま、ブラジル訪問で国際的な親和力を発揮 日本の皇族・佳子さまが南米ブラジルを公式訪問し、11日間の日程を終えて東京に戻られた。佳子さま(30)は、皇嗣・秋篠宮文仁親王と紀子さまの次女で、徳仁天皇の姪にあたる。皇室の中でも特に人気が高く、今回の訪問先でも多くの市民から歓迎を受けた。現地では、ブラジルの日系社会との交流を重ね、ルーラ大統領との接見や、ブラジル連邦議会での演説に招かれるなど、日伯友好のシ......
トランプ氏がイランを攻撃したら何が起こるのか――米専門家が語る最悪のシナリオ イランの濃縮ウラン計画と潜在的な核兵器保有の懸念を背景に、イスラエルは先週、イランに対して奇襲的な軍事行動を開始した。その後、両国は無人機やミサイルによる報復の応酬を繰り返している。こうした中、アメリカのトランプ前大統領は当初、外交的解決を模索していたが、最近は強硬姿勢を示し始めた。イランの最高指導者ハメネイ師に対し「お前がどこに隠れているか知っている」と発......
舞台裏》新竹で政局激化 柯文哲の本命地を守るため黄国昌がリコール阻止へ奔走 大規模なリコール運動が台湾全土で展開される中、汚職事件に関与して解雇された新竹市長の高虹安氏も対象となっている。6月15日、民衆党は新竹駅前で演説を行い、高虹安氏は「リコールは市民の発起ではなく、民進党による政権奪取、政党の報復だ」と批判した。民衆党の黄国昌主席も、全ての党職員に立ち上がるよう指示したことを明らかにした。現職新竹市代理市長の邱臣遠氏は、現段階......
「週刊少年ジャンプ」偽造所持で台湾籍含む3人逮捕 ワンピース初掲載号も押収 愛知県警は、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の第1話が掲載された「週刊少年ジャンプ」の偽物を販売目的で所持していたとして、台湾籍の男女3人(40代女性、60代女性、20代男性)を著作権法違反の疑いで逮捕した。20日、捜査関係者への取材で分かった。3人は、栃木県那須塩原市内のマッサージ店を拠点に、インターネットを通じて偽物を販売していたとみられる。......
台湾、横断歩道での歩行者妨害に厳罰 軽傷で8万円超、重傷なら死亡事故と同等に 台湾・歩行者優先の意識を高め、「歩行者地獄」との汚名を返上すべく、台湾交通部は本日(19日)、道路交通管理違反事件に関する統一裁罰基準および処理細則の改正を公告した。中でも、横断歩道で歩行者に道を譲らなかった運転者への罰則がさらに強化される。事故により歩行者に軽傷を負わせた場合、罰金は1万8000元(約8万8千円)からに引き上げられ、重傷を負わせた場合は死亡......
イランの濃縮ウラン409kgが消失 核弾頭10発分、IAEA「所在不明」 『ブルームバーグニュース』は18日、イスラエルの攻勢が原因で、国際原子力機関(IAEA)がイランの「準兵器級濃縮ウラン」の所在を確認できないと報じた。この409キログラムの高濃度濃縮ウランは10発の核弾頭を製造するのに十分であり、本来はIAEAの封印の下でイスファハンの地下施設に保管されているはずだが、正確な位置は不明だという。『ブルームバーグニュース』によ......