台北最恐の心霊スポットで起きた本当の話 「出口のないトンネル」と「後部座席の女」

2025-06-20 14:32
台北の心霊トンネル探訪!辛亥トンネルの怪奇現象全記録:女性の霊が後部座席に出現、バイク運転者が転倒骨折し入院!
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台北で最も恐れられるトンネル、辛亥トンネルの怪談

台北市で最も有名な心霊スポットの一つとされる「辛亥トンネル」。全長はわずか500メートルにも満たないが、不気味な雰囲気と都市伝説が絶えず囁かれ、まるで終わりの見えない異世界のようだと語られる。照明は薄暗く、トンネル内に漂う静けさが、数々の奇妙な体験と相まって不気味さを増している。

YouTubeチャンネル《異世界》では、辛亥トンネルにまつわる2つの実話が紹介されており、いずれも視聴者から寄せられた一人称の体験談となっている。今回は、そのうちのひとつを紹介したい


辛亥トンネル心霊事件1:高校時代の友人が語った「出口のないトンネル」と「長髪の女」

最初の物語は、語り手の高校時代の友人・小明さんに起きた出来事である。ある日、共通の友人から「小明が入院した」と連絡を受け、万芳病院へ見舞いに向かった。

病室で目にしたのは、体中に傷を負い、脚を骨折した小明さんの姿だった。事情を尋ねると、彼は放課後、友人と台北・東区で談笑した後、いつものようにバイクで自宅へ戻る途中だったという。通り慣れた興隆路を走り、辛亥トンネルへと入ったのだが、そのときから異変が起きた

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台北鬼トンネル探訪!辛亥トンネル心霊事件全記録:女の幽霊が後部座席に現れ、バイク運転者がその場で転倒して脚を骨折し入院!

その夜、トンネル内に自分以外の車両はなく、不気味な静けさに包まれていた。不安を感じながらもそのまま進んだが、いつまで経っても出口が見えない。数百メートルのはずの距離が、まるで永遠のように感じられた。

​堂々巡りに陥ってしまったのかもしれない。噂によれば、こうした異常空間から脱出するには「卑猥な言葉を叫ぶといい」という。恥ずかしさを押し殺して叫びながら走り続けると、不思議なことに、遠くに出口が見え始めた。

安堵したのも束の間、バックミラーに「それ」が映った。後部座席に、顔の見えない長髪の女性が座っており、前方へ手を伸ばしているのが見えたのだ。それが彼を掴もうとしていたのか、スロットルに触れようとしていたのかは分からない。

恐怖に凍りついた小明さんは、バイクのバランスを崩して転倒。大けがを負い、病院に運ばれることになった。後に彼は、「罵声が効果的だったかもしれないが、代償が大きすぎた」と振り返っている。

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台北鬼トンネル探訪!辛亥トンネル心霊事件全記録:女の幽霊が後部座席に現れ、バイク運転者がその場で転倒して脚を骨折し入院!


辛亥トンネル心霊事件2:墓地エリアの不気味なささやき

に紹介するのは、筆者である私が体験した心霊話だ。15、6歳の頃のことで、好奇心と冒険心が旺盛だった時期である。ある晩、友人たちと台北の有名な心霊スポット「辛亥トンネル」の「上部」を探検することになった。

このトンネルの上には山間の墓地が広がっており、人の出入りも多いため、当時はそれほど恐怖を感じていなかった。夜11時から12時ごろ、仲間と墓地周辺を歩き回り、涼める場所を探していたが見つからず、「じゃあ他の場所にしよう」と話していた。 (関連記事: 大湖いちご・三義老街を超えた! 苗栗で最も人気の観光スポットに35.4万人、「美食天国で行く価値大」 関連記事をもっと読む

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15、16歳の高校生たちが夜、辛亥トンネル上部の墓地エリアに冒険に行く。

そのとき、突然私の耳元ではっきりとした老紳士のため息が聞こえた。自分だけの空耳かと思って顔を上げると、周囲の仲間も顔をこわばらせていた。どうやら、皆に同じ音が聞こえていたらしい。