「週刊少年ジャンプ」偽造所持で台湾籍含む3人逮捕 ワンピース初掲載号も押収

2025-06-20 12:41
イメージ図。「ONE PIECE」第1話掲載号は“レアもの”として高値で取引され、ネット上では数万円で出品されることも。(画像/ワンピースX(旧Twitter)より)

愛知県警は、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の第1話が掲載された「週刊少年ジャンプ」の偽物を販売目的で所持していたとして、台湾籍の男女3人(40代女性、60代女性、20代男性)を著作権法違反の疑いで逮捕した。20日、捜査関係者への取材で分かった。

3人は、栃木県那須塩原市内のマッサージ店を拠点に、インターネットを通じて偽物を販売していたとみられる。

問題となったのは、1997年発行の「週刊少年ジャンプ」34号で、「ONE PIECE」第1話が掲載された号。ファンの間で“レアもの”として高値で取引されており、インターネット上では数万円で出品されているケースもある。

県警によると、3人は18日、出版社・集英社の許諾を得ずに複製された「週刊少年ジャンプ」6冊を那須塩原市内のマッサージ店に所持していた疑いがある。同店は偽物の配送拠点となっていたとみられ、県警は当日午前から10人以上の捜査員を投入し、店舗内や駐車場の車両などを家宅捜索した。

警察は、3人が組織的に価値の高い漫画雑誌の偽物を販売していた可能性もあるとみて、入手ルートや他に関与した人物がいないかを含め、引き続き捜査を進めている。

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