映画の名セリフが“しおり”に 東京国際映画祭が参加型キャンペーン開始

2025-06-19 18:32
第38回東京国際映画祭、名セリフを“しおり”にする参加型キャンペーンを発表。(画像/東京国際映画祭事務局提供)

第38回東京国際映画祭(TIFF)は17日、映画ファンから「好きな映画のセリフ」を募集し、その中から選ばれた言葉を実際にブックマーク(しおり)として商品化するキャンペーンを開始したと発表した。

選ばれるセリフは約5本程度を予定しており、そのうち1本は、昨年のTIFFで黒澤明賞を受賞した映画監督・三宅唱氏がセレクトするという。

第38回東京国際映画祭(TIFF)は17日、映画ファンから「好きな映画のセリフ」を募集し、その中から選ばれた言葉を実際にしおりとして商品化するキャンペーンを開始したと発表した。東京国際映画祭事務局
第38回東京国際映画祭、名セリフを“しおり”にする参加型キャンペーンを発表。(画像/東京国際映画祭事務局提供)

この企画は、東京テアトル株式会社が展開するアップサイクルブランド「SCRE:EN」と、アパレル企業「デイトナ・インターナショナル」とのコラボレーションの一環で実施される。昨年は、映画館で実際に使用されたスクリーン素材を再利用したオリジナルグッズが話題となったが、今年はより身近な商品として、読書に寄り添う「ブックマーク(しおり)」の制作に至った。

応募は、TIFF公式サイト上の専用フォームにて、好きな映画のセリフと作品名を記入して投稿する形式。選ばれたセリフは8月ごろに公式サイト上で発表され、商品化されたしおりは、10月中旬より東京国際映画祭公式グッズ販売サイト(https://tiffshop.thebase.in/)および映画祭会期中の会場で販売される予定。販売価格は未定。

また、応募者の中から抽選で5名に、応募したセリフが印刷された“世界に一枚だけのオリジナルしおり”が贈られるほか、商品化されたセリフの投稿者には、抽選で映画ギフト券1万円分とのセットも進呈される。

TIFF事務局は「かつて愛した映画のセリフを通じて、読書のひとときに映画の記憶がそっと寄り添う。そんな“映画と読書の交差点”にあるしおりを、多くの方の手に届けたい」とコメントしており、映画と文芸をつなぐ新たな取り組みに注目が集まっている。

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