20日午後4時53分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード7.4の地震があった。気象庁は午後4時55分、岩手県と北海道太平洋沿岸中部に津波警報を発表した。あわせて、北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸西部、青森県太平洋沿岸、宮城県、福島県には津波注意報を出した。沿岸部や川沿いにいる人に対し、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難するよう呼びかけている。
気象庁によると、震源地は三陸沖(宮古の東約100キロ付近)で、震源の深さは約10キロ。青森県階上町で最大震度5強を観測したほか、青森県、岩手県、宮城県を中心に東北各地、さらに北海道や関東甲信など広い範囲で揺れを観測した。
岩手県と北海道太平洋沿岸中部に津波警報 最大3メートルを予想
津波警報が発表された岩手県と北海道太平洋沿岸中部では、各地で最大3メートルの津波が予想されている。
津波の第1波到達予想時刻は、岩手県では宮古と釜石が午後5時10分、大船渡と久慈港が午後5時20分。北海道太平洋沿岸中部では、最も早い場所で午後5時30分、浦河とえりも庶野が午後5時30分、十勝港が午後5時40分となっている。
また、津波注意報が出ている青森県太平洋沿岸では1メートルの津波が予想されており、小川原港が午後5時20分、八戸港が午後5時30分、むつ関根浜が午後5時40分とされている。宮城県でも1メートルの津波が予想され、最も早い場所で午後5時20分、石巻が午後5時40分、石巻港が午後6時、仙台港が午後6時10分の見込みとなっている。
津波は繰り返し到達 警報解除まで安全な場所から離れず
気象庁は、津波警報が出ている地域では津波による被害が発生するとして、沿岸部や川沿いの住民に対し、ただちに避難するよう強く呼びかけている。津波は第1波だけで終わらず、繰り返し襲来する可能性があり、最も高い津波が到達するまでに数時間以上かかることもあるという。
また、到達予想時刻は予報区内で最も早い時刻であり、場所によってはそれよりかなり遅れて到達する場合がある。観測された津波の高さにかかわらず、警報が解除されるまで安全な場所を離れないよう求めている。場所によっては、実際の津波の高さが予想値を上回る可能性もあるとしている。
注意報地域でも海岸や海に近づかないよう警戒
津波注意報が発表されている地域でも、海の中や海岸付近は危険な状態が続く。気象庁は、海の中にいる人はただちに海から上がり、海岸から離れるよう呼びかけている。潮の流れが速い状態が続くため、注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近づいたりしないよう求めている。
最大震度5強を青森県階上町で観測
今回の地震では、青森県階上町で震度5強を観測した。震度5弱は青森県八戸市、七戸町、東北町、おいらせ町、五戸町、青森南部町のほか、岩手県宮古市、普代村、盛岡市、二戸市、八幡平市、矢巾町、花巻市、宮城県登米市、涌谷町などで観測された。
さらに、岩手県、宮城県、北海道、秋田県、山形県、福島県をはじめ、関東、甲信越、東海地方の広い範囲でも震度4から1の揺れを観測している。
気象庁「ただちに避難を」
気象庁は、津波が見えてからでは避難が間に合わないとして、沿岸部や川沿いでは「ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してほしい」と呼びかけている。車での避難は大渋滞を招くおそれがあるため、どうしても車を使わなければ避難できない場合を除き、徒歩や走って避難するよう求めている。
また、津波は川をさかのぼったり、斜面を駆け上がったりして内陸まで達することがあり、たとえ数十センチでも命を落とす危険があるとして、海岸や川の様子を見に行かないよう注意を促している。
世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版 X:@stormmedia_jp
(関連記事:
三陸沖で最大震度5強の地震 高市首相、官邸連絡室設置し避難呼びかけ
|
関連記事をもっと読む
)
編集:梅木奈実














































