台湾で最も魅力的な離島は澎湖ではない?観光客推薦の絶景スポットが注目集める

2025-06-21 13:30
《ナショナルジオグラフィック》誌は2023年に台湾のトップ3フリーダイビングスポットとして小琉球、蘭嶼、澎湖を推薦した。(資料写真/徐炳文撮影)
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夏休みシーズンが到来し、多くの人がすでに旅行の計画を立てている。その中でも「離島」は特に人気の高い選択肢となっている。潮風に吹かれながら海鮮を味わったり、本島とはまったく異なる風情を体験したりと、離島ならではの非日常が、リラックスと驚きをもたらしてくれるからだ。ただし、初めて離島旅行を計画する人にとっては、澎湖、緑島、小琉球、金門、馬祖といった選択肢の中から最適な目的地を選ぶのは、なかなか悩ましいところである。

台湾で最も楽しい離島は澎湖ではない!旅行者が推薦する1つの地「絶景が忘れられない」

あるネットユーザーが掲示板PTTに「初めての離島旅行、どこがおすすめ?」とのタイトルで投稿した。投稿者は、同僚から「初めて離島に行くならどこがいいか」と尋ねられたことをきっかけに、真剣に考えてみたという。しかし改めて思い返すと、どの離島にも少しずつ気になる点があると感じたようだ。たとえば澎湖(ポンフー)は現在ちょうど花火フェスティバルの開催時期で、観光客が多く、宿泊や交通が混雑して快適とは言い難い可能性があるという。

緑島や小琉球も風景は美しいが、投稿者の友人はシュノーケリングやマリンスポーツにあまり興味がなく、存分に楽しめないかもしれないという。金門については投稿者自身がまだ訪れたことがないため、推すことができず、数年前に行ったことがある馬祖は、ツアーでないと移動や行程の手配が煩雑な印象だったと述べている。

この投稿が掲載されると、すぐに多くの反響を呼び、コメント欄では「蘭嶼(ランユイ)」を推す声が圧倒的に多かった。「蘭嶼だろう、本島に近いところはもうだいたい汚れてる」「蘭嶼の美しさは信じられないほど」「夜の展望台で砲台を観に行くのがおすすめ」「とにかく蘭嶼は一度は行くべき」「本気でおすすめ、蘭嶼は本当に綺麗」「蘭嶼に行ったら他の離島にはもう行きたくなくなる」など、熱のこもった絶賛コメントが相次いだ。

そのほかにも、澎湖や馬祖を評価する声もあり、「澎湖は観光スポットが多くて長く遊べる」「水遊びが好きなら澎湖は超おすすめ、ホテルも最高で旅行が楽しかった」「澎湖は交通が一番便利」「夏の澎湖は日差しが強烈で日焼け注意」「馬祖は本当に美しくて独特な魅力がある」「馬祖を絶賛する観光客を見て驚いた」など、各離島の魅力に言及する声も目立った。

また、金門や小琉球を好む声も少なくなかった。「金門はバイクでの移動がしやすく、観光スポットも多くて個性的」「小琉球は民宿が送迎や船のチケット、バイクのレンタルまで手配してくれて、とても便利」など、交通の利便性や観光のしやすさを評価する意見が寄せられていた。

ナショナルジオグラフィックが認定した必訪スポット

注目すべきは、2023年にナショナルジオグラフィック誌のウェブサイトが、台湾のトップフリーダイビングスポット3選として小琉球、蘭嶼、澎湖を推薦した点である。これにより、台湾は国際的なダイビングマップ上でも大きな存在感を放つようになった。

なかでも小琉球は一年を通してダイビングに適しており、800匹以上のアオウミガメやタイマイが生息。海域は穏やかで視界も良好なため、ウミガメ観賞やフリーダイビングの人気スポットとなっている。

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