六本木・麻布台・虎ノ門で街まるごと学び場に 「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2025」開幕へ

2025-06-21 13:35
2025年7月26日(土)から8月17日(日)の期間、六本木ヒルズ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、そしてアークヒルズで、街がまるごと学び場になる、こどもが主役のワークショップ「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2025」を開催。森ビル株式会社
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森ビル株式会社(東京都港区)は、2025年7月26日から8月17日までの約3週間、六本木ヒルズ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、アークヒルズを会場に、子ども向けの夏季体験イベント「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2025」を開催する。2006年から継続されてきたこの取り組みは、今年で19回目を迎える。

ヒルズのテナント企業や店舗と連携し、街全体を舞台に学びの場を提供

今回のイベントでは、「街まるごとが学びの舞台」をテーマに、延べ約120種類・400講座を展開。投資や経済、食育、AIや宇宙など、多岐にわたる分野での体験プログラムが用意されており、参加対象は小学生から中学生まで。企業・大学・専門機関など計100以上の団体が参画し、延べ4,000人の子どもたちの参加を見込む。

注目のプログラムとしては、投資の仕組みを学ぶ「こんなモーターカーあったらいいな」(マネックス証券)や、生成AIを使って新規事業を発想する「おやつの時間を豊かにしよう」(森永製菓×NTT DXパートナー)、模擬裁判体験(TMI総合法律事務所)など、実社会に直結したテーマが多く含まれている。また、医療や食の分野では、慶應義塾大学による「最先端の医療機器体験」、麻布台「やま幸鮮魚店」によるマグロの解体とフードロス教育など、専門家の知見を活かした実践的な学びが特徴となっている。

経済・金融教育や食育、AI技術など、約120種類のプログラムを展開

さらに、国際文化・多様性への理解を育むためのコンテンツも充実している。メキシコの盆文化を体験する「カラフルドクロ作り」や、アフリカのバラを使ったフラワーアレンジメント、ブリティッシュ・スクールによるアーバンファーミング体験など、グローバルな視点に触れる機会が随所に盛り込まれている。

プログラムの一部は当日受付可能な自由参加型で、麻布台ヒルズでの「葉っぱのうちわ・ランタン作り」や、チームラボボーダレスによる「缶バッジづくり」など、自由研究の題材としても人気が見込まれる。

参加申し込みは6月13日から24日までオンラインで受け付けられ、7月4日に抽選結果が通知される予定。各講座の詳細は公式サイト(https://kidsworkshop.hills-site.com/)で公開されており、人気プログラムは早期に定員に達する可能性もある。

街と企業と家庭が一体となって未来世代の成長を支えるこの取り組みは、都市型教育イベントの先駆けとして年々拡大を続けており、ヒルズ各施設の社会貢献の一環として定着している。

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