アメリカ、イランと開戦! B-2爆撃機が6発の『バンカーバスター』を投下、トランプ氏「フォルドゥはもう存在しない」

2025-06-24 10:49
アメリカ軍のB-2ステルス爆撃機。(AP通信)
アメリカ軍のB-2ステルス爆撃機。(AP通信)
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アメリカのドナルド・トランプ大統領は21日夜、米軍の戦闘機がイランの3つの核施設を攻撃したと発表した。これにより、米軍がイラン戦争に直接参加し、中東紛争の一方の参加者となることが明らかになった。トランプ氏はソーシャルメディアで「米軍はフォルドゥ(Fordo)に爆弾を投下した」と語った。フォルドゥはイランの厳重な地下核施設で、その核計画にとって重要な拠点である。トランプ氏は、第一波の軍事行動が完了し、「すべての航空機が安全に帰還中」と明らかにした。

「ニューヨーク・タイムズ」によると、米軍はイラン現地時間22日早朝に攻撃を開始し、標的はイランの二大濃縮ウラン生成施設、山岳地帯のフォルドゥ核施設、イスラエルが最近小規模な空襲を行ったナタンツ(Natanz)核施設、古都イスファハン(Isfahan)近郊の武器級高濃縮ウラン貯蔵場所であったとのことである。国際核査察官は2週間前にこの場所を視察している。

3人の匿名のイラン高級官僚によれば、米軍は現地時間22日午前2時30分頃にフォルドゥ核施設とナタンツを爆撃したとのことである。トランプ氏は米東部時間22日午後10時にホワイトハウスで全米に向けて声明を発表する予定だと述べた。イランは今まで中東の米軍部隊や利益を直接攻撃することを避けてきたが、アメリカの参戦は報復を招き、中東全体の戦争拡大への懸念が生じている。イランの対抗手段は未だ明らかではないが、分析者は「ニューヨーク・タイムズ」に対し、イランは核計画の加速をもって応じる可能性があると述べている。ただし、いくつかの重要な核施設が米軍の空撃後も生き残っている場合に限る。

イランの濃縮ウラン生成センチフュージ(AP)
イランの濃縮ウランを生成する遠心分離機。(AP通信)

トランプ氏はソーシャルメディアで、イランにおける米軍の攻撃が「驚くべき成功」を収めたと述べ、テヘランの核計画の核心施設フォルドゥが破壊されたことを強調。トランプ氏はさらにイランに対して「直ちに平和を求めるべきであり、さもなくば再び打撃を受ける」と呼びかけた。トランプ氏はまた「全てのアメリカ軍機が安全に帰還した」と述べ、「我々の偉大なアメリカの戦士たち」を称賛した。CBSニュースは、アメリカ政府が即座に外交ルートを通じてイランと連絡を取り、空爆行動はこれ限りで、政権交代を推進する意図はないと強調したと報じた。トランプ氏はフォックスニュースに対し、米軍がフォルドゥに6発の「バンカー・バスター」を投下し、さらに他の核施設に30発の「トマホーク」巡航ミサイルを発射したと語った。ある匿名のアメリカ高官はロイター通信に対し、B-2ステルス爆撃機がこの作戦に参加したと述べた。 (関連記事: イラン核施設空爆後、トランプ氏が演説「中東は平和を求めよ、さもなくば報復も」 関連記事をもっと読む

米軍の攻撃目標を振り返る

ナタンツ濃縮施設

イラン中部高原にあるナタンズ核施設は、テヘランの南東約220キロメートルに位置し、イランの主要なウラン濃縮施設である。先週、イスラエルがこの施設を空襲した。国際原子力機関(IAEA)によると、イスラエルがこの施設の地上部分を破壊する前の濃縮ウランの純度は60%に達しており、武器級ウランに近づいていた。この施設の一部は地下にあり、防衛目的で設置されたと考えられている。IAEAによれば、イスラエルの空襲によりこの地の大部分の遠心分離機が破壊され、電力供給が停止したが、周辺地域に核汚染は及んでいない。

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