B-2爆撃後初の姿!イラン最高指導者、イスラエルに勝利と発言 「米国に強烈な一撃を加えた」

2025-06-27 13:45
イラン最高指導者ハメネイ氏。(AP通信)

イランの最高指導者ハメネイ氏が、米軍による核施設空爆後としては初めて公の場に登場し、「アメリカに対して厳しい一撃を加えた」と演説した。米軍がB-2爆撃機を投入してイラン国内の3カ所の核関連施設に対して30時間にわたる空爆を実施した直後、同氏は国営テレビを通じて演説を行い、イランの勝利を主張した。ハメネイ氏は、過去12日間にわたる戦争において米国が直接軍を派遣したにもかかわらず、イスラエル側が「何も得られなかった」と述べた。

海外メディアの報道によれば、同氏が爆撃や斬首作戦後に姿を見せたのは初めてであり、語調は終始強硬だったという。「米国が直接参戦したのは、そうしなければシオニスト政権が崩壊すると恐れたからだ。だが、米国は何も成果を得られなかった。イスラム共和国は再び勝利し、米国に痛打を与えた」と述べた。

また、同氏は「9000万人の国民が団結し、武装部隊を支持した」と国民の結束を称賛。「イラン国民は必要なときに国家が一体となることを証明した」と語った。

米国防総省関係者によれば、今回の「ミッドナイトハンマー作戦」は、米軍として初めて地中貫通型爆弾(30,000ポンド)を実戦使用し、史上最大規模のB-2爆撃機動員作戦となった。作戦は約30時間に及び、米軍パイロットがイラン国内の3つの核施設に対して精密爆撃を実施し、2001年以来最長のB-2任務となったという。

一方、トランプ大統領はこの攻撃によってイスラエルに停戦を促し、双方は一時的に合意に達したとされる。だが、爆撃直後の数日間にハメネイ氏の姿が見られなかったことから、一部では「暗殺説」や「重体説」も浮上していた。

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​編集:田中佳奈