西武グループ傘下の都市型水族館Xparkは、台湾で開業5周年を迎えるにあたり、「新たな感動・無限」をテーマに掲げ、2025年6月28日よりテクノロジー、アート、自然生態を融合させた没入型展示《Xpark meets NAKED~Ocean of Light 潜浸海洋》を全面的に公開する。教育と娯楽を兼ね備えた“エデュテインメント”の理念を軸に、ESG(環境・社会・ガバナンス)に基づく持続可能な企業活動と地域共生に向けた複数の取り組みも同時に始動。日本型水族館の台湾での五年間の歩みと、今後のビジョンを積極的に推進していく構えである。
五動未来|水族館は「見る」だけでなく、「共鳴する」場へ
Xparkの荒川潤会長は、5年間でXparkは台湾初の日本式都市型水族館となるだけでなく、日台文化と観光交流の架け橋としての役割を積極的に担い、水族館の新たな役割と社会的責任を体現していると述べた。「生物と共に世界に笑顔と感動を届ける」精神を守りつつ、Xparkは展示と運営の間で常に新しい体験を創造し、4つの核心ビジョンを実現している。それは、日台文化と観光型事業の交流を深めること、展示技術の革新と没入型五感体験を推進すること、地域の生態系共生と発展を促進すること、公益持続可能な青写真を実現することだ。今後、Xparkは政府や社会各界と手を携えて、より温度と意味を持つ行動を推進し、生命力を海と人の間に送り届ける。水族館は「見る」だけでなく、「共鳴する」場となるのだ。

文化から生態へ――多様な連携で描く共生のかたち
Xparkは和風都市型水族館のデザイン美学と経営理念を細部にわたって表現し、多様なイベントの企画と技術導入を通じて、日台間の観賞型事業における深い協力と文化融合を推進している。
過去には宮城県仙台市と共同で代表的な「七夕吹流し装置」を展示。海の空間にいながら、日本の祭り文化に根ざした“祈り”の心を体感できる機会を創出してきた。さらに2021年以降は毎年、夏祭りイベントを開催。風鈴や紙灯籠、クラゲのモチーフを光と映像で演出し、海洋教育と日本の夏の伝統文化を融合させた新たな体験を提供している。
2022年には最新のAI技術を活用した「復刻未来・AI海洋名画特展」を開催。アートを通じて、プラスチックごみによる海洋汚染問題に光を当てた。2024年には、日本で初めて養殖されたミドリイシ属のサンゴ(Acropora tenuis)を台湾に移送することに成功。国立台湾海洋大学との国際的な対話も実現し、日台の水族館技術の共有と共存の理念を一層深めた。
「観賞×教育×サステナビリティ」の三位一体の精神を軸に、Xparkは文化から環境まで、多角的な連携によって未来型水族館の可能性を広げ続けている。
インタラクティブな学びの扉を開き、知識と創造力を刺激
美学、テクノロジー、教育を融合させた「水中ナレッジ・シアター」の実現を目指し、Xparkは五感に訴えるインタラクションと革新的な展示技術を駆使することで、生物や生態に関する知識を驚きと感動に満ちた学びの旅へと昇華させてきた。