将来189キロメートル、171駅を完備 密度は東京やソウルを上回る
台湾・新北市長の侯友宜氏は、新北市の地下鉄の現在の成果と今後の計画について述べた。この6年間、新北地下鉄を全面的に推進してきた。新北地下鉄は新北市のみならず、北部台湾全体の交通網を活性化し、新北市民の生活の質を向上させることを目指している。この6年で26キロメートル、26駅を完成させ、輸送量は8倍以上に増加した。現在、7つの路線が同時進行しており、57キロメートル、51駅を目指している。
将来的には189キロメートル、171駅を完備し、4駅で10万人の乗客が見込まれ、密度は東京やソウルを上回ると言える。この取り組みにより、新北市は飛躍的に発展し、北部台湾全体を牽引する。報告によれば、新北市の地下鉄はこの期間に全国で最も多く、また最大規模で建設が進められており、サービスの質も向上している。将来的には東京やソウルを凌ぎ、国際的な先進都市となるだろう。
司法は常に独立・中立でなければならない──政治的弾圧の道具にしてはならない
記者は、新北地方検察署が民進党の蘇巧慧立法委員に対するリコール署名捏造疑惑を調査し、国民党の新北市党部の陳貞容書記長ら31人を起訴した件について市長の見解を尋ねた。
侯友宜氏は、司法の独立性と公正性の重要性を強調し、政治的圧力の道具になってはならないと述べた。手続の中でいかなる党派にも偏ることなく、公正・公平な対応が求められていると強調した。
続けて、記者は、総統が桃園市での演説で「台湾の80%以上の民意は中華民国と中華人民共和国の非隷属関係を支持している」と述べたことに対し、国民党・民衆党陣営からの批判が起こったことについて意見を求めた。
侯友宜氏は、総統がしばしば団結を訴える演説を行っていることに触れ、台湾と中華民国の団結を図るためには多様な意見を受け入れる必要があると述べた。団結を強調する一方で、選ばれた代表を「不純物」として排除するのは理解しがたいと述べ、真正の団結には受容と協力が不可欠であると訴えた。
編集:佐野華美
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