トップ ニュース 台湾・蕭美琴副総統、チェコ訪問中に中国外交官が「攻撃的尾行」 チェコ情報機関が「故意の接触未遂」と確認
台湾・蕭美琴副総統、チェコ訪問中に中国外交官が「攻撃的尾行」 チェコ情報機関が「故意の接触未遂」と確認 台湾の副総統の蕭美琴氏は昨年3月、副総統当選者としてチェコを訪問した際、中国の外交官に尾行され、危うく交通事故を起こすところだった。行政院大陸委員会は27日、厳重に抗議し、中国に対して即座に説明と公開謝罪を求めた。
蕭美琴氏、追尾の危険 チェコが「中国の計画」を確認 蕭美琴氏は昨年3月18日から3日間の日程でチェコを訪問し、滞在中には上院議長のビストルチル氏(Miloš Vystrčil)を含む上院指導層と会談した。しかしその後、訪問中に中国の外交関係者による尾行を受け、交通事故寸前の危険な状況に陥っていたことが報じられた。チェコの情報機関は、中国の情報機関が要人に対して破壊的な行動を試みたことを確認した 。チェコメディアはさらに、この行動が蕭美琴氏の車を故意に追突する計画だったとも指摘している。
行政院大陸委員会:故意の攻撃行動を強く非難 行政院大陸委員会は今日、チェコ駐在の中国大使館職員による故意の攻撃行動を強く非難し、中国に対して説明と公開謝罪を要求した 。
行政院大陸委員会は、中国共産党が台湾の民意を無視し、台湾の民主選挙で選ばれた副国家元首に対して暴力的な脅威を画策していることを指摘した。さらに、正副総統がまだ就任していない時期にテロの威嚇を試みたことは、中国共産党政権の暴力的な本質を十分に露呈しており、台湾の民選政府との誠意ある意思疎通の意図がないことを証明している と述べた。
行政院大陸委員会は、北京当局が今回の国際規範に反する、人身の安全を脅かす非文明的な行動について台湾および国際社会に公開説明し、謝罪することを強く求めた。また、台湾の官員および民衆に対するすべての嫌がらせや脅迫行為を停止することを約束するよう求めている。
行政院大陸委員会は、国際社会に対し、中国共産党の権威主義的な拡張を非難し、他国でのテロ脅威行動を遂行することをやめるよう要求し、中国が国際規範を遵守し、国際社会のトラブルメーカーにならないよう呼びかけた。
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台湾・群創光電がパイオニアを完全買収 1636億円で全株取得、米上場も視野に 台湾の大手ディスプレイメーカー・群創光電(Innolux Corporation)の董事長(会長)である洪進揚氏は6月26日、同社の子会社であるCarUXが日本の老舗企業・パイオニア株式会社(Pioneer Corporation)の全株式を取得し、完全子会社化することで正式合意に至ったと発表した。買収金額は約1636億円で、世界的投資会社EQTとの間で契約......
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