元外交官・垂秀夫氏が台湾訪問 蕭美琴副総統『日台の地域課題への関心に感銘』

副総統の蕭美琴が台湾を訪問中の日本の元外交官、立命館大学教授の垂秀夫(右)と会見する。(資料写真、総統府提供)

台湾・副総統の蕭美琴氏は本日(5日)午後、立命館大学教授である垂秀夫氏一行を接見し、総統府に多くの専門家・学者と共に来訪したことを歓迎した。蕭副総統は、垂氏が引き続き台湾およびさまざまな地域問題、とりわけ日台両国が急速に変化する国際情勢にどのように対応していくかという課題に関心を寄せていることに感銘を受けたと述べた。

垂秀夫氏は2023年度末に日本の外務省を退職し、2024年度から正式に立命館大学に所属している。約40年にわたる外交キャリアを持つ元高級外交官として、華人圏での駐在経験は非常に豊富である。退職後も講演、著作、学術論文などを通じて「中国問題」の研究と考察に尽力し、日中関係の歴史的分析や評論を行い、両国関係の今後の発展に向けた提言や省察を提供している。2025年2月には日本で『風傳媒』の独占インタビューも受けている。

蕭副総統は、垂氏が退職後に写真家として活動する一方で、依然として台湾および地域問題、特に日台間の急速な国際情勢への共同対応に関心を持ち続けていることに感銘を表明。また、出席した学者たちがこの課題に共に関心を寄せていることへの感謝と歓迎の意を示した。

訪問団は外交部次長の陳立国氏、台湾日本関係協会副秘書長の林郁慧氏が同行し、総統府を訪れ蕭副総統と会見した。 (関連記事: 日台連携強化へ 台湾頼総統・蕭副総統が自民党青年局訪問団と会談 半導体・安保・文化交流に期待 関連記事をもっと読む

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編集:梅木奈実

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