トップ ニュース トランプ『米国製造業復活』構想、関税政策だけで十分? 『エコノミスト』分析の三つの壁:労働力確保・工場建設・老朽化したインフラ
トランプ『米国製造業復活』構想、関税政策だけで十分? 『エコノミスト』分析の三つの壁:労働力確保・工場建設・老朽化したインフラ 2025年3月12日。カリフォルニア州の建設現場で働く建設作業員。(AP)
第二次世界大戦後、ヨーロッパと日本の工業能力は底に落ち込み、アメリカは世界の製造業生産量の半分以上を占め、多くの国々がアメリカ製品に依存していた。80年が経過し、世界の貿易構造は何度も変化し、「アメリカ製」はもはや絶対的な優位性を持たなくなった。2024年、アメリカの製造業は世界の製造業生産高のわずか10%強を占めるにすぎず、輸入額は輸出額を1.2兆ドル(約38.7兆円)上回っている。この状況にトランプは強い不満を示し、アメリカの製造業復活を目指して様々な政策を打ち出したが、就任100日で支持率は70年ぶりの低水準となり、彼の製造業回帰計画にも多くの懸念材料が浮上している。
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、巨大な関税障壁を設けることで製造業の国内回帰を促進し、企業に工場をアメリカ本土に移転させ、アメリカを再び世界の製造業大国にしようとしている。『エコノミスト』誌の分析 によると、イーライリリー、シュナイダーエレクトリック、IBMなどの多国籍企業が、関税リスクへの対応とアメリカ市場の成長可能性を確保するため、アメリカへの大規模投資計画を次々と発表している。一方で、トランプの要求を満たすことは困難だと考える企業も多く、ペプシコやディアジオなどの食品飲料企業は、関税が利益を圧迫すると指摘し、工場をアメリカに移転する難しさをトランプが過小評価しており、彼の政策が逆効果をもたらす可能性があることを認識していないと主張している。
トランプのMAGA構想には多くの潜在的リスクがある。まず労働力不足の問題がある。アメリカの製造業労働者の平均賃金は中国の労働者の2倍、ベトナムの労働者のほぼ6倍だが、それでも十分なアメリカ人を製造業に引き付けることができていない。米国勢調査局による製造業工場の最新調査では、5分の1の工場が、生産能力を100%活用できない理由の一つとして労働力不足を挙げている。
(関連記事:
視点寄稿:見えない独裁には、見える正義が必要
|
関連記事をもっと読む
)
アメリカに工場を設立したい外国企業は、熟練溶接工や機械オペレーターなどの技術労働力の不足を嘆いている。TSMCの魏哲家会長は、同社のアリゾナ州での投資計画が米国の労働力不足によって制限されていると述べている。このような状況では自動化生産が解決策となりうるが、これもトランプ政権の政策と衝突する。ハワード・ルトニックは最近、「iPhoneに小さなネジを取り付ける何百万人もの人間の大軍」がアメリカに戻ってくると述べたが、アップルはiPhoneの組み立てをインドに移行する計画が報じられている。また、アメリカの製造業におけるロボット技術は、他国に追いつくまでにまだ時間がかかる。国際ロボット連盟の2023年統計によれば、アメリカの製造業ロボット密度は1万人あたり295台で、2020年の255台から増加したものの、中国の1万人あたり470台には遠く及ばず、韓国に至っては1万人あたり1012台という高密度を誇っている。
建設コスト高騰、インフラ老朽化が製造業に影響 アメリカの製造業復活におけるもう一つの障壁は、工場建設の困難さである。過去4年間でインフレの影響により、アメリカでの工場建設の年間支出は2倍になった。バイデン政権下では、半導体工場やグリーンテクノロジー産業に多くの補助金が投入されたが、コスト増加のために投資計画が遅延または中止に追い込まれている。例えば、欧州の化学グループであるソルベイは、アリゾナ州での半導体用電子グレード過酸化水素の新工場建設を一時停止し、アメリカの半導体企業「Pallidus」もサウスカロライナ州での工場設立計画を取り消した。
2025年3月12日。シカゴのレイクショア・ドライブ400番地の新しい建設現場。(AP)アメリカ経済、関税、製造業
上記の状況はアメリカの建設業界の苦境を反映している。2023年のシカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスの研究によると、現在の建設業の生産性は1960年代の全盛期の60%にまで落ち込んでいる。研究報告書によれば、建設業衰退の原因は過剰規制、NIMBY現象、納期を守るインセンティブの欠如などであり、労働力不足の問題も建設業に打撃を与えている。
同時に、アメリカの既存の製造業工場は老朽化し続けており、全米約5万の工場のうち、50%以上が30年以上の歴史を持つ。これが製造業の第三の障壁を浮き彫りにしている:インフラの老朽化と過剰拡張。アメリカの電力網のほとんどは1960年代から70年代に建設され、ほぼ耐用年数に達しており、停電がますます頻繁に発生しているが、電力網の更新・アップグレード計画は数年の遅延に直面している。交通インフラも同様の問題を抱えており、2024年の米国道路交通建設者協会(ARTBA)の研究によると、アメリカの橋梁の約3分の1が修理または交換を必要としており、交通輸送の水準は東アジアのサプライチェーンと比べて大きく劣っている。
トランプの方針はこれらの問題に対処するどころか、アメリカの製造業をさらに厳しい状況に追い込む可能性がある。就任後、彼は不法移民を厳しく追放し、建設現場や製造工場の労働力不足を悪化させている。一連の関税政策はあらゆる製品のコストを引き上げ、工場建設や機械に必要な鉄鋼から原材料や部品の輸入コストまで増加させており、アメリカの製造業は中間投入財の約3分の1を輸入に依存している。
さらに、トランプの関税政策は一貫性を欠き、製造業環境をさらに不安定にしている。多くの経営者は、アメリカが各国に課す関税が最終決定されるのを待ってからサプライチェーンを調整すると述べている。アメリカはまだグローバルサプライチェーンで重要な役割を果たしており、半導体や製薬などの産業で最先端技術を握っている。アメリカは年間約1兆ドルの研究開発を行っており、世界最大規模だ。『エコノミスト』誌はトランプがアメリカの貿易関係を危険にさらしていると批判し、それによってアメリカの製造業も危険にさらされていると指摘している。トランプはアメリカの製造業の過去の栄光を振り返るのではなく、未来に目を向けるべきだと論じている。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
「アマゾンは中国共産党の味方か」関税表示計画にホワイトハウスが「敵対行為」と非難 米国のEコマースジャイアント、アマゾン(Amazon)が商品の総額に関税によるコスト増加分を表示する計画だと報じられた。ホワイトハウスは4月29日、この取り組みを「敵意に満ちた政治的行為」と厳しく非難した。米国の政治ニュースサイト「パンチボウル・ニュース」(Punchbowl News)によると、アマゾンは近く商品の総額に加えて、どれだけのコストが関税に由来......
台日友好の証!日本自民党青年局長の中曾根康隆氏が表敬訪問 黄偉哲市長は台南産コシヒカリを贈呈 自民党青年局長の中曾根康隆衆議院議員は、本日(30日)、局長代理兼国際部長の平沼正二郎衆議院議員、局長代理の神谷政幸参議院議員、国際副部長の根本拓衆議院議員、国際副部長の福田かおる衆議院議員ら13名の訪問団を率いて黄偉哲市長を表敬訪問しました。両者は台日交流について直接意見を交わし、黄市長は特に八田与一技師が建設した烏山頭ダムと嘉南大圳の灌漑によって生産され......
視点寄稿:見えない独裁には、見える正義が必要 426の凱道集会には多くの長い間帰らなかった青陣営の支持者や、多くの民衆党支持者が参加した。前週の419反統戦大デモと比較すると、この集会が作り出した声の大きさは疑いなく巨大なものだった。長い間沈黙していた青陣営が立ち上がり、分裂していた野党が再び団結したことで、この罷免戦争はもはや緑陣営だけの主戦場ではない。見えない独裁野党と罷免緑団体が次々と台北地検に召......
論評:賴清德「脱中入北」、砂糖衣を塗った毒薬を手放せるのか? アメリカと中国に関するある人のジョークによると、台湾とキューバの地理的位置を入れ替えれば、それぞれがアメリカと中国に最も近い位置になり、完璧だという。しかし、地理的現実は変えられないからこそ、複雑な地政学的な絡み合いが生じている。米中の関税戦争が激化し、世界の経済秩序が混乱する中、アメリカも日本も中国との「デカップリング」を軽々しく語れない状況で、賴清徳総統......
TSMC米国投資にトランプ政権が「監査」 専門家が指摘する真の狙いと背後にある苦悩 米国のドナルド・トランプ大統領が再任から100日を迎えた中、TSMC(台湾積体電路製造)が先月、米国への投資を1,000億ドルに拡大すると発表した直後、米商務長官のハワード・ラトニック氏がアリゾナ州にあるTSMCの半導体工場を視察した。在米の学者である翁履中氏は本日(29日)、この行動について「トランプ陣営が米国製造戦略を掌握していることを象徴するものである......
京都市中心部・五条通で冠水被害 老朽化した水道管が破裂か 周辺に大きな影響 30日午前3時半ごろ、京都市下京区の国道1号・五条高倉交差点付近で、大量の水が路上にあふれ出し、一帯が冠水する被害が発生した。現場のアスファルトは複数箇所で20~30センチ隆起しており、そこから勢いよく水が噴き出していた。警察によると、付近を通りかかった通行人から「道路が水浸しになっている」との通報があり、京都府警や京都市上下水道局が対応にあたった。防犯カメ......
天気予報》台湾、「梅雨前線ウィーク」突入へ 3波の前線接近で1週間連続の大雨に警戒 台湾・中央気象署によると、本日(30日)は東北季節風が弱まり、各地はおおむね晴れて安定した天気となり、水蒸気も少ない状態です。東南部では一部でにわか雨が見られるほか、午後には西部の山間部で一時的に弱い雨の可能性があります。気象専門家の林得恩氏は、来週を中心に3本の梅雨前線が台湾に影響を及ぼす見込みで、「来週は“梅雨前線ウィーク”と呼べるでしょう」と述べました......
風評:賴清徳の軍令状 vs 蔡正元の電子手錠 トランプの就任100日間は、アメリカを再び偉大にするどころか、むしろ笑い者にしてしまった。さらに重要なのは、トランプの傲慢さと変わりやすさにより、彼が標的とする中国は手を下さずとも、ただアメリカの醜態を眺めているだけでよくなったことだ。これはアメリカの恥だけでなく、民主主義の恥でもある。トランプは「対中包囲網」の理論的基盤を崩壊させ、民主主義が「賢明な指導者......
論評:台湾はどうやって等しい関税以上の致命的な状況に対処するのか? 先週、行政院会議で「関税特別条件」として知られる草案が承認され、トランプの関税戦争の影響に対応するための措置が講じられた。この法案が実際に経済的影響を緩和するのに役立つかどうかは別の話だが、実際のところ、これらの対策は他にもっと深刻で致命的な状況を全く考慮されていない可能性がある。その「致命的」な要因は、トランプ、あるいはアメリカが台湾の半導体に対して持つ「......
陸文浩の視点:台湾周辺海域で中国軍艦の兵力が突如2倍に増加、その狙いは何か? 台湾国防部は4月28日9時頃、中国軍が27日6時から28日6時までの間に、計29機の戦闘機(そのうち16機が海峡中間線を越えて北部、中部、南西部および東部空域に侵入)および艦船10隻、公務船4隻が台湾周辺海空域で活動していたと発表した。前回の23〜24日に比べて、中国軍の海上総兵力は7隻から倍増している。27日から中国軍はJ-16戦闘機、KJ-500早期警戒......
日本の元陸将・小川清史氏、台湾で講演へ 「ワンシアター(一つの戦域)」で日米台連携に注目 トランプ米大統領の政権発足から100日を迎え、外交政策を強硬に推し進める中、地政学的緊張が緩和される兆しは見られない。こうした状況下で、日本の中谷元防衛大臣が最近提唱した「ワンシアター(一つの戦域)」構想が注目を集めている。陸上自衛隊の元陸将(三つ星)である小川清史氏は、5月上旬に台湾の淡江大学の招きでオンライン英語講演を行う予定であり、その中で日本の最新安......
台湾・頼清徳総統、高市早苗氏と会談 「非紅色サプライチェーン」構築へ協力 台湾の頼清徳総統は昨日(28日)、総統府で自民党の前経済安全保障担当大臣・高市早苗衆議院議員と訪問団を接見した。頼総統は、日本政府が国際社会において台湾海峡の平和と安定の重要性を繰り返し訴えていることに謝意を示すとともに、半導体、エネルギー、AI技術といった分野で台湾と日本が連携を深め、「非レッドサプライチェーン」の構築を通じて、両国の経済的レジリエンスと産......
トランプ関税戦争》中華経済研究院が警告:台湾GDP3.8%減の恐れ、為替問題が交渉の弱点に アメリカのトランプ大統領は就任100日の政策で強硬な姿勢を示し、関税戦争を開始、「アメリカを再び偉大に」する誓いを立てた。米中のデカップリングが全面的に進む中、台湾が最初の影響を受けている。中華経済研究院(CIER)の王健全副院長は警告を発し、米中の経済・貿易の分断により台湾のGDPが3.6%から3.8%下落する恐れがあると述べた。連賢明院長は、台米関税交渉......
習近平政権、一部米製品に静かに譲歩 中国経済の弱点が露呈か 《ウォール・ストリート・ジャーナル》は26日、関係者の話として、中国政府が一部の米国製輸入品に対する報復関税をひそかに免除していると報じた。対象となった商品は、中国側が他の供給先から迅速に調達できない重要品目であり、中国経済が一部重要分野において脆弱性を抱えていることを浮き彫りにした。《ウォール・ストリート・ジャーナル》によると、中国当局は一部の米国製品の輸......
離婚後も30年寄り添い介護 日本人男性、台湾で自殺 元妻は餓死か 台湾・新北市中和区景平路の住宅で28日未明、二人の遺体が発見される事件が発生した。遺体は56歳の日本人男性と、61歳の台湾人女性(林氏)で、いずれも腐敗が進んでおり、死亡から相当な時間が経過しているとみられる。元夫婦、同居先で死亡 事件性は低いか調べによると、住宅の大家である王氏は56歳の日本人男性・倉田に部屋を貸していたが、最近になって連絡が取れず、室内に......
「ベッド下に男」女性観光客が東京のアパホテルで恐怖体験 ホテル対応に疑問の声 最近、外国人女性ナタリーさんがSNS上で告発した。日本の有名チェーン「アパホテル」に一人旅で宿泊した際、ベッドの下に見知らぬ男が潜んでいるのを発見し、現場で絶叫して逃げ出したという。警察が到着後も犯人を確保できず、ホテル側は監視カメラがないことを理由に消極的な対応を見せ、精神的賠償も拒否した。この事件は宿泊施設の安全性に対する大きな関心を呼んでいる。女性宿泊......
陸文浩の視点:中国人民解放軍海軍の対台湾軍事演習における兵力展開の特徴 英国国防省が8日に発表したところによると、「ウェールズ王子」空母(F-35Bステルス戦闘機搭載)打撃群は4月22日にポーツマスを出発し、まずイギリス南西部コーンウォール沖合で45型防空駆逐艦、23型フリゲート艦、原子力攻撃潜水艦および燃料・弾薬補給艦などの海空兵力と合流した後、地中海に向かいNATO「ネプチューン・ストライク」演習に参加する。その後、「インド......
「絶対に屈しない」トランプ氏、なぜ重要政策で次々と後退?《WSJ》「もはや力及ばず」 「不屈の闘士」と自らを位置づける大統領にとって、重要政策における後退は、間違いなく彼の政治ブランドに打撃を与えている。トランプ氏の波乱に満ちた第2期政権がまもなく発足100日を迎える中、支持率の低下が、彼に過剰な目標の修正を迫っているようだ。『ウォール・ストリート・ジャーナル』トランプ氏の支持率低下は、彼に雄大な施政目標を修正させる圧力となっているようだ。最......
労働節》由来は? 休日にしないのは違法、出勤すれば給料もアップ? 休めない5種類の労働者とは 5月1日の労働節がもうすぐやってきます!当日は多くの国では労働者の貢献と努力に感謝し休日となっています。五一労働節の由来は何でしょうか?すべての労働者が休暇を取れるのでしょうか?労働節に出勤すると二倍の給料がもらえるのでしょうか?この記事で詳しく説明します。労働節の由来五一労働節には実は歴史的背景があります。19世紀末、アメリカは農業社会から工業社会へと変わ......
張鈞凱コラム:頼清徳が「天安門」という集団的トラウマを喚起 4月26日の「独裁と戦う」抗議集会では、20万人が雨の中、凱達格蘭大道に集まり、賴清徳政権への怒りを表明した。賴清徳総統の反応は軽いもので、「独裁と戦うなら北京の天安門に行くべきだ」と一蹴した。たった一言で20万人の不満の声を封じ込めようとする姿勢は、この街頭デモが彼の頑なな内心を変えることはできないことを示し、むしろ彼を「反対のための反対」へと導き、内外の......
エキュート品川で「おやつとコーヒー」フェア開催 限定スイーツやカフェメニューが多数登場 JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは、JR品川駅構内のエキナカ商業施設「エキュート品川」にて、「おやつとコーヒー」フェアを5月7日(水)から5月25日(日)まで開催する。新生活の疲れやゴールデンウィーク明けのリフレッシュ需要に応えることを目的に、各店舗こだわりのご褒美スイーツとコーヒーを展開。期間中は、エキュート品川限定の新商品やカフェ......
「台湾が最強コスパ!」2025年世界のお得旅行先ランキングで堂々1位に 国際観光市場が徐々に回復する中、物価は旅行先選びにおける重要な要素となっている。米国の金融会社「NerdWallet」が最近発表した2025年版「最も安く旅行できる国」ランキングを発表し、台湾が数多くの人気観光地を抑えて堂々の第1位に輝き、国際的な注目を集めた。同レポートでは、台湾における食事、宿泊、交通、ビザ取得の利便性に至るまで、コストパフォーマンスの高......
ナイキ、アディダスの米国回帰は生き残れない ?謝金河:靴業界の鍵はまだ台湾の手中に トランプ大統領が発表した世界的な関税政策は従来の製造業サプライチェーンに大打撃を与え、東南アジア地域の台湾企業が最も影響を受けている。先日、財信メディア会長の謝金河はインドネシアを訪問し、台湾の靴材料大手百和グループの現地工場を視察。これについて彼は「トランプの政策に従って製造業を全面的に米国に移転させれば、アパレルや靴産業は生き残れない」と述べた。台湾の靴......
舞台裏》台湾・民進党、台中で大規模リコール敢行 真の標的は2028年総統選狙う盧秀燕氏か 台湾・台中は民進党が政権を握る県市ではないにもかかわらず、今回のリコール戦においてターゲットにされた。なぜ民進党は台中にこれほど大きな手を打ったのか。民進党内部の関係者によると、たとえ最終的にリコール案が否決されたとしても、国民党に実質的なダメージを与えることができるからだという。民進党の台中での勢いは徐々に回復しており、過去の低迷状態とは様相が異なっている......
イラン・シャヒードラジャイ港で大爆発、40人死亡 原因はミサイル燃料か テヘランは沈黙 イランの商業航運拠点であるシャヒード・ラジャイ港(Shahid Rajaee)で26日、大規模な爆発が発生し、現在までに少なくとも40人が死亡、千人以上が負傷しており、マスード・ペゼシュキアン大統領(Masoud Pezeshkian)も現場に駆けつけた。爆発現場ではオレンジ色がかった濃い煙が上がっており、専門家はロケット燃料が関与している可能性を指摘してい......
天気予報》今年初の台風発生か 2つの前線接近で気温急降下 梅雨入りは5月中旬以降? 今年初の台風「バタフライ」発生の可能性が浮上している。中央大学大気科学系の兼任副教授・呉徳栄氏によると、西北太平洋で「熱帯擾乱」の発達兆候が見られ、ヨーロッパ系統合モデルによる今後10日間のシミュレーションでは、フィリピン周辺またはその両側の海域で北上する予測が出ているという。台湾交通部中央気象局は、本日(28日)前線の通過と北東季節風の強まりにより、台湾全......
中国の露光装置は5nmを生産可能? 雷倩「この企業の技術は強固」ASMLの立場変化を指摘 中国の露光装置輸入は禁輸措置により制限されている中、深圳の半導体メーカー新凱来が最近、自社開発の半導体製造装置を展示し、5nmチップの生産が可能だと発表した。これについて、前立法委員の雷倩はネット番組『全球大視野』で、新凱来の技術背景は強固であり、新たに公開された生産ラインだけでなく、中国には最近新しい技術経路があると述べた。雷倩は、中国の今回の技術経路が従......
舞台裏》調査局の「心得た」ビデオ会議 罷免連署偽造事件の捜査が国民党に向かう 2025年4月中旬、台北と新北市の検察・調査局は相次いで罷免偽造事件を扱い、14日には民進党の台北立法委員呉思瑤、呉沛憶の罷免案で提議書偽造の疑いで捜索・事情聴取を実施。国民党立法院党団副書記長の羅智強の事務室主任・陳冠安も聴取対象者リストに含まれた。15日には新北市の立法委員蘇巧慧、呉琪銘の罷免案の罷免団体に対して聴取と捜索を行った。台南の検察・調査局が3......
大阪・関西万博:藤原紀香さんが日本館名誉館長に就任 来賓接遇など担う 大阪・関西万博の日本館名誉館長に、俳優の藤原紀香さんが就任。日本館は「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに掲げ、循環型社会の実現に向けた展示を行う。藤原さんは会期中、名誉館長として来賓の接遇や広報活動などを担当する。兵庫県出身の藤原さんは「関西で開催される万博に携われることを大変光栄に思います」とコメント。日本政府が主催するパビリオンの魅力を世界中から訪......
台湾人の日本旅行熱が止まらない!星宇航空と星野リゾートがタッグを組んで特別企画を発表 台湾人の日本旅行人気がついにここまで!2024年11月までの統計によると、台湾からの訪日観光客は555万人で世界第3位。なんと訪日観光客の6人に1人が台湾人という驚きの数字です。この日本旅行ブームを受けて、台湾のスターラックス航空と星野リゾートが1月17日、特別企画を発表!4月30日から北海道と仙台の「スキー専用チャーター便」、5月からは「春の花見・雲海専用......
台湾・苗栗県の最強観光スポット、大湖や三義を超える人気に!32万人が訪れる魅力とは 台湾の苗栗県で、大湖や三義よりもさらに人気の観光スポットが明らかに!「白沙屯拱天宮」がなんと32万人以上の観光客を魅了。観光局の最新データ(2025年1月)によると、苗栗県は木彫り、陶芸、桐の花、客家文化、原住民文化など多彩な魅力が詰まった場所として、毎年多くの観光客が訪れています。2025年1月苗栗県観光人数ランキングTOP101位:白沙屯拱天宮 32......
「柔道女王」連珍羚が引退しコーチに 台日柔道交流の架け橋を目指す 「柔道女王」と呼ばれる連珍羚が最近選手を引退し、長年所属していた小松製作所の実業団でコーチに就任した。日本の実業団に加入した初の台湾人選手として、長年柔道で自己挑戦を続け、人生哲学として捉えてきた。選手からコーチへの転身を果たした今、次世代に自身の経験と情熱を伝えることを望んでいる。『風伝媒』が東京で独占インタビューを行い、柔道に全身全霊を捧げる彼女は、台湾......
フェラーリ伝説:レーサー魂で築いた超絶スーパーカー王朝 - 赤い跳ね馬の波乱万丈ストーリー 無限の競技を楽しむために:エンツォ・フェラーリのレースロマン「競争」は人類、そしてすべての生物の本能だ。自動車の長い発展史を振り返ると、数百のブランドがそれぞれの特色を持っているが、最も競技で名を馳せるブランドといえば、答えは一つしかない。イタリアの赤い跳ね馬であり、世界が認めるトップレーシングブランド:フェラーリ(Ferrari)だ。フェラーリは有名なトッ......
台湾映画が20年ぶりに東京国際映画祭にノミネート 『女兒的女兒』監督:母との会話から着想 昨年10月28日、東京国際映画祭が開幕し。台湾映画『女兒的女兒』はコンペティション部門にノミネートされた15作品の1つに選ばれた。これは20年ぶりに台湾映画がノミネートされるという快挙となった。29日午後、丸の内東映での上映終了後、監督の黄熙、プロデューサー兼出演の張艾嘉、林嘉欣、劉奕兒が登壇し、観客からの質問に答えた。黄熙監督は、脚本の発想は米国ロサンゼル......
高雄のインスタスポット最新版!2年ぶりに復活した龍虎塔が「映えまくり」と話題沸騰中 2023年1月の時点で、高雄左営の蓮池潭はもはや観光客のハートをがっちりキャッチ!地元っ子も外国人観光客も、のんびりお散歩したり、写真撮ったり、ディープな宗教&カルチャー体験を楽しんだりと、みんなのお気に入りスポットになってるんです。その中でも「龍虎塔」は、見た目のインパクト抜群で、しかも地元の信仰や文化がぎゅっと詰まった、超重要なランドマークです!2年ぶり......