建築家・内藤廣氏の創作思想とその軌跡を多角的に紹介する展覧会「建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘 in 渋谷」が、2025年7月25日(金)から8月27日(水)まで、渋谷ストリームホール(東京都渋谷区)で開催される。
本展は、2023年に島根県立石見美術館で好評を博した展覧会の“都市版”ともいえる再構成企画。会場を都市・渋谷に移し、約50年にわたる内藤氏の建築思想を3層構成で立体的に展開する。
「赤鬼」「青鬼」と語る、ユーモアある建築論の世界
展示では、渋谷駅周辺と島根県益田市の市街地構造を対比した新作模型をはじめ、模型、図面、写真、映像など多彩な表現手法を駆使した作品群を紹介。各展示には、内藤氏の内面を象徴する“語り手”である「赤鬼」「青鬼」、時に「亡霊(物故者)」による解説が添えられ、ユーモアと物語性を備えた独自の建築観を体感できる内容となっている。
一般公開前に内藤氏登壇のプレス内覧会も開催
一般公開に先立ち、7月24日(木)には報道関係者向けのプレス内覧会が実施される予定。3部構成で行われ、各部の冒頭では内藤氏本人による挨拶と展示解説が行われるほか、内藤廣建築設計事務所のスタッフによる補足説明も予定されている。フォトセッション後には自由内覧の時間も設けられ、来場者はゆったりと展示に触れることができる。
編集:梅木奈実 (関連記事: 建築家・藤本壮介、初の大規模個展「原初・未来・森」 森美術館で開幕 | 関連記事をもっと読む )
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