トップ ニュース イラン反体制派指導者、抵抗運動が広がる 神権体制崩壊が始まったとの見方示す
イラン反体制派指導者、抵抗運動が広がる 神権体制崩壊が始まったとの見方示す イラン主要反体制派「イラン全国抵抗評議会」指導者マリアム・ラジャビ。(出典:maryam-rajavi.com)
アメリカとイスラエルは6月21日、イランの複数の核施設を共同で空爆し、「イラン政権打倒」を示唆する政治的メッセージを発信し中東の情勢を激震させた。外部がテヘラン政権の行方に注目する中、イラン主要反対勢力「イラン全国抵抗委員会」(NCRI)リーダーのマリヤム・ラジャヴィは、外部からの軍事圧力の有無にかかわらず、国内には既に具体的で広範な反抗ネットワークが存在し、政権打倒の活動が既に進行中であることを強調した。
ラジャヴィは、NCRIのパリ本部で米メディア「ニュースマックス」の独占インタビューで、イランでは過去7年間に5度の全国的な抗議活動が起き、150を超える都市にその影響が及び、神権体制を揺るがす連鎖的な衝撃が走ったことを指摘。彼女は、「今日のイランは1979年以来最も脆弱な状態にある。経済崩壊、インフラの崩壊、官僚の腐敗、継続的な弾圧が2022年の全国蜂起の引き金となった」と述べた。
「イラン人民聖戦者組織」を基盤とする抵抗 彼女は、国内の組織的な反抗勢力は虚構ではなく、「イラン人民聖戦者組織」(MEK)を基盤とし、多様な社会階層を組み合わせた活動ネットワークであると表明した。これらの抵抗ユニットはプロテストを繋ぎ、反政権プロパガンダを配布し、革命防衛隊などの弾圧機関に直接対抗していると述べた。ラジャヴィは、「これは国民参加型の地下運動であり、参加者には処刑された人々の家族、元政治犯、亡命知識人が含まれている。彼らは検閲と恐怖を打破し、毎日力を強めている」と述べた。
イラン最高指導者ハメネイと議会高官も、MEKが2018年、2019年、2022年に起きた3度の民衆蜂起で重要な役割を果たしと認めた。ラジャヴィは、これはMEKの実力を証明するだけでなく、政権内での警戒感の高まりを示していると見ている。
今回の米イスラエル軍事作戦で、フォルド・ナタンズ・イスファハンの3つの核施設に対する空襲は「真夜中の鉄槌作戦」と称されていた。ラジャヴィによれば、これらの攻撃はイラン国内のMEKネットワークから得られた情報支援があった可能性があるとされる。彼女は、過去34年間で、MEKはイランの核・軍事計画に関する130以上の極秘資料を公開しており、テヘラン政権のテロ活動や核拡散活動に関する重要な証拠提供をすることで国際社会を支持したことがあると語った。
反対運動は政権打倒を中心に展開 ラジャヴィはまた、過去の蜂起との差異を指摘。例えば2009年の「グリーン運動」は政権内改革派が主導し、抗議が高まると指導者は妥協を選んだ。一方、今の反対運動は完全に現体制打倒を求め、既存の体制から脱却した路線を掲げている。
さらに、彼女はイラン地域の戦略的防線の崩壊が、ハメネイ政権をさらに弱体化させると述べた。レバノンのヒズボラやシリアのバッシャール・アサド政権が困難に直面する中、テヘランの「外部防衛」は無力化しているとの見方を示し、2024年に行われる予定の2つのイラン全国選挙が大規模にボイコットされ、革命防衛隊内の士気は低下し、社会的信頼は崖っぷちにあると指摘。
国際的に、NCRIが提案する「10カ年民主化計画」は米議会の多数議員の支持を受け、世界中の何千人もの立法者が支持を表明している。ラジャヴィは、これによりイラン反対派は国内での実力を持つだけでなく、国際的な外交の場でも空間を広げつつあると語った。
米国に居住し、イラン王位の正当な継承者を自称するレザ・パーレビに対するメディアの注目に対して、ラジャヴィはこれはテヘラン政権が意図的に操作した結果だと批判。「政権は、君主専制に戻る以外に選択肢がないという幻想を作り上げようとしている。これにより、人々の真の変革への信念をそぐ目的がある」と断じ、「イラン国民は王権と神権の両方を嫌っており、真の選択肢は民主共和制であり、歴史の遺物の復活ではない」と強調した。
軍警の離反の可能性について 政権中枢の軍警が離反する可能性について、ラジャヴィは懐疑的な見解を示した。彼女は、ハメネイが最も忠実で政権と生死を共にする軍警高官のみを起用していることを指摘し、神職代表が細かく監視しているため、亀裂が生じる可能性はゼロではないが、広範ではないとの見解を示した。
米国とイランの対立が深まり、国内の圧力が増大する中、イラン情勢が再び不可逆的な対立に突入するかが注目され続けている。パリからのこのインタビューは、国際社会にとってイラン内部の反抗勢力の規模と組織についてのより明確な輪郭を描いた。
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