大阪・関西万博:ブルーインパルス、会期中に再派遣へ! 開幕日は悪天候で中止 夏の飛行案も浮上

ブルーインパルス(写真提供 航空自衛隊)

防衛省は、2025年大阪・関西万博の会期中に、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」を再派遣する方向で調整を進めている。4月13日の開幕日に予定されていた展示飛行が悪天候により中止となったことを受けた対応で、複数の関係者が明らかにした。

ブルーインパルスは当初、開幕日の13日正午頃、万博会場上空で展示飛行を行う予定だった。大阪府内での飛行は、1990年の「国際花と緑の博覧会(花の万博)」以来35年ぶりとなる見通しで、大きな注目を集めていたが、悪天候により直前で中止となった。

産経新聞》によると、防衛省は今回の中止を受け、天候が比較的安定する夏休み期間中での実施を含め、再派遣の具体的な時期を検討している。ブルーインパルスは今年度、全国で約20回の展示飛行を予定しており、他のイベントとの日程調整も踏まえた上での調整となる。

吉村洋文大阪府知事は16日の定例記者会見で、防衛省の中谷元大臣に対し、会期中の展示飛行実施を要望したと明らかにした。実現すれば、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)、1990年の花の万博に続き三度目の万博飛行となる。

ブルーインパルスは、宮城県松島基地を拠点とする第4航空団・第11飛行隊で構成される。青と白に塗装された6機のT-4練習機による正確なフォーメーション飛行と迫力あるソロ演技が特徴で、高度な操縦技術と緻密なチームワークによる演目は多くの観客に感動を与えてきた。

展示飛行の詳細については、後日防衛省が改めて公表する予定。

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