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大阪・関西万博》「空飛ぶクルマ」実機初公開 SkyDrive社が4分間のデモ飛行、2025年夏の運航も視野に 「空飛ぶクルマ」初公開。万博会場でデモ飛行に成功。(黃信維撮影)
2025年4月9日、大阪・関西万博の会場で、株式会社スカイドライブが開発する空飛ぶクルマ「SD-05」の実機によるデモ飛行が、メディア向けに初めて公開された。会場内に設けられた専用の飛行場「EXPOバーティポート」にて、高さ約5メートルの滞空を含む約4分間の飛行を披露。機体は垂直離着陸に加え、前後左右への移動、旋回などを安定した動きで実現し、報道陣や関係者から注目を集めた。
スカイドライブは2018年に創業されたスタートアップ企業で、次世代モビリティとして注目されるeVTOL(電動垂直離着陸機)の開発を進めている。今回のSD-05は3人乗りで、電気を動力源とする小型航空機。12基のローターとモーターを備え、仮に一部が故障しても飛行を継続できるよう設計されている。騒音も従来のヘリコプターの3分の1以下に抑えられており、都市部での使用も見据えた静音性を特徴とする。2025年夏には、会場内外での短距離飛行や有償運航も予定されており、2030年以降には自動運転による移動手段としての社会実装を目指している。
この日の冒頭では、スカイドライブ代表取締役CEOの福澤知浩氏が登壇し、「100年に一度のモビリティ革命を実現したい」と述べた。続けて、「鉄道や自動車が日常的な存在となったように、空の移動も当たり前にしたい」と語り、SD-05がその象徴となることへの期待を示した。
技術解説を行った同社CTOの岸信夫氏は、「この機体は、安全を最優先に設計している。12個のローターが搭載されており、たとえ一部が停止しても安全に飛行できる冗長性が確保されている」と説明。「バッテリーやコンピューターも二重化しており、万が一に備えた構造だ」と述べた。
また、岸氏は開発の進捗についても言及し、「昨年、社内のテストフィールドで初飛行を実施し、基本的な性能と機能の確認を終えている」と述べた。国土交通省との連携のもと、運航基準の策定や機体の安全性認証にも取り組んでおり、すでに認証に向けた基準への同意も得ているという。岸氏は最後に、「皆さまの夢が、いま一つの形になりました。この姿を、ぜひご覧いただきたい」と語り、試験飛行の準備が整ったことを報告した。
大阪・関西万博で空飛ぶクルマが披露された背景には、次世代モビリティの実用化を加速させる狙いがある。大阪府や民間企業は、万博を機に空飛ぶクルマの社会実装を推進し、都市部での新たな移動手段としての可能性を探っている。
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