JR東京駅構内の商業施設「グランスタ東京」および「グランスタ丸の内」で、2024年に新たに開業した24店舗を対象に、各店の販売数第1位の商品が発表された。スイーツや弁当、雑貨など、旅行客やビジネスパーソンのニーズに応える多彩な商品が揃う。

スイーツ部門では、9月にオープンした「Brick bake bakers by Pâtisserie ease」の「クラフトフィナンシェ(プレーン)」が5万個以上を売り上げ、注目を集めた。東京駅のレンガを模した焼きたてのフィナンシェは、焦がしバターとアーモンドの香りが特徴で、自家用にも手土産にも人気が高いという。

また、同じく9月に開業した「アトリエうかい」のクッキー缶「フールセック・アソルティ缶」や、そば粉を使ったクレープ「ピスタチオクリーム」(SOBAP)もランクイン。いずれも東京駅限定の商品として話題を呼んでいる。

弁当部門では、欧風カレー専門店「オーベルジーヌ」の「ミートミックスカレー」が約5万食を売り上げ、最も人気を集めた。72時間煮込んだブイヨンスープと、3種の肉を使ったボリューム感のある内容で、芸能人にもファンが多いという。

海鮮丼専門店「築地カイセンノドン」が手がける「まぐろづくし丼」も約1万3,000食を販売し、特にインバウンド客や出張帰りのリピーターに好評だ。台湾料理専門店「台湾101」の「魯肉飯」も若年層を中心に人気を博している。 (関連記事: JR秋葉原駅に“ちょっとミライ”が到来──次世代型エキナカ施設「エキュート秋葉原」、4月7日グランドオープン | 関連記事をもっと読む )

雑貨では、「Suicaのペンギンボーロ」(かまいます)や、アーティストが手描きした一点物の「メッセージカード」(ものとアート)が1位となった。可愛らしいビジュアルやパッケージが支持されており、ギフト需要の高まりを反映している。