元巨人・ヤンキースで活躍した松井秀喜氏4月5日(日本時間6日)に米ニューヨークで恒例の野球教室を開催した。今回で通算32回目となる教室には、10〜12歳の少年少女32人が参加。松井氏は全員に対して打撃投手を務め、さらに打撃デモンストレーションでは2本の柵越えを放ち、子どもたちを大いに沸かせた。
この教室の模様や発言は、《スポーツニッポン》(スポニチ)の報道によって明らかになった。松井氏は「何より来てくれた子どもたちが楽しんでくれたことが一番」と笑顔で語り、「球場から見えるハドソン川やマンハッタンの街並みが最高のロケーション」と満足げな表情を見せた。
《スポーツニッポン》によると、松井秀喜氏は野球教室で魚雷バットについて言及した。また、近日話題となっている新型の「魚雷バット」についてもコメント。軟式野球時代に似たような金属バットを使用した経験があることに触れ、「違反でなければ選手の自由だと思います」と見解を示した。
この日は、5月10日に東京で開催予定の野球教室についても触れた。日本での開催は11回目となり、米国を含めると通算34回目となる。国内在住の小学4〜6年生、性別や野球経験を問わず35名を対象に、無料で指導が行われる予定で、「Matsui 55 Baseball Foundation」の公式サイトにて参加者を募集している。
《スポニチ》によると、一方、高校野球で導入されている低反発バットの話題にも言及。「高野連がさまざまな観点から決めているのだと思う。自分のタイプに合った打撃をするのは良いこと。ホームランバッターなら、そのバットでも打てるはず」と語り、個人的な評価は避けつつも前向きな姿勢を見せた。
現在は現役を退いている松井氏だが、今もなお日米双方で次世代を担う子どもたちへの指導を続けており、その姿勢には多くの支持が寄せられている。
編集:梅木奈実
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