ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手は、昨季のワールドシリーズ優勝メンバーとして、チームと共にホワイトハウスを訪問。アメリカのドナルド・トランプ大統領との面会を果たした。トランプ氏は「彼は映画スターのようだ」と大谷を称賛し、「彼の未来は明るい」と語った。
この日、ドジャースの選手たちはスーツ姿でホワイトハウスを訪れ、チームの顔として大谷翔平、クレイトン・カーショウ、ムーキー・ベッツらが前列に並んだ。トランプ大統領は、昨年大谷が記録した「50本塁打50盗塁」というメジャー史上初の偉業に言及し、特に2024年9月19日の「6打数6安打・3本塁打・10打点・2盗塁」の試合を「史上最も偉大な試合のひとつ」と賞賛。「この記録は信じられない。どれほど難しいことなのか」と語り、チーム監督のデーブ・ロバーツ氏との間でも話題となった。
面会では、トランプ氏が用意されたドジャースの背番号「47」のユニフォームを贈られ、大谷は大統領執務室に特別に招かれた。その様子はホワイトハウスの公式SNSでも公開され、大谷が緊張した様子で記念メダルの授受や握手のやりとりをする姿も話題となった。
大谷翔平「大統領執務室に入れるなんて、本当に光栄」
試合後のインタビューで大谷は、「トランプ大統領は想像以上に背が高かった」と第一印象を振り返り、「『会えて光栄だ』と言われ、私も『光栄です』と返しました」と語った。また、「私は外国人としてアメリカでプレーさせてもらっており、この国と野球に感謝している」と述べ、終始丁寧な姿勢を見せた。
ホワイトハウスについては「本当に歴史を感じる美しい建物。映像でしか見たことがなかった執務室に入ることができて、本当に光栄だった」と話し、今後については「また何度でも訪問できたらうれしい。けれど今は一戦一戦を大事に積み重ねていく時期」とコメントした。
国民戦で“準完全打撃”も…ドジャースは2連敗
同日夜に行われたワシントン・ナショナルズ戦では、「1番・DH」で先発出場した大谷が3安打(1本塁打・1三塁打)2打点1四球の大活躍を見せた。初回には内野安打で好スタートを切り、第2打席には今季第4号の2ラン本塁打を放ち、試合を一時同点に戻した。さらに第3打席ではフェンス直撃の三塁打で“サイクルヒット”に王手をかけたものの、第4打席は見逃し三振、第5打席は四球とし、惜しくも達成はならなかった。
大谷は試合後、「あの球は振るべきだったかもしれません。すべての打席で出塁を意識していた」とコメント。一方で「チーム全体として粘り強く戦えている。悪い雰囲気ではないし、これから立て直していきたい」と語り、チームの現状にも手応えをにじませた。
現在、投手復帰に向けてブルペン投球を行っている大谷は、「次のステップに向けて投球の精度を高めたい。球種による制限もあるが、近いうちにライブBPもしたい」とし、回復への意欲を示している。
編集:梅木奈実
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