拳銃を誤って持ち込んだ米国人観光客を逮捕 関空の保安検査通過か、トイレから実弾も

大阪・関西空港の到着ロビー。(AP通信)

兵庫県警は、護身用の拳銃を誤ってスーツケースに入れたまま日本に持ち込んだとして、アメリカ人の観光客の男(73)を銃刀法違反の疑いで逮捕した。男は先月、ハワイから出国し、3月22日に関西国際空港に到着。荷物に入れた拳銃に気づかないまま入国していたとみられる。

捜査関係者によると、男は大阪市内のホテルに宿泊後、翌23日、神戸港ポートターミナルでクルーズ船に乗船しようとした際、自ら船員に「荷物の中に拳銃がある」と申告した。警察が確認したところ、スーツケースの中からヒョウ柄の布製ポーチに入った拳銃1丁が発見され、その場で逮捕された。

男は警察の調べに対し、「拳銃は護身用のもので、旅行の準備中に誤ってスーツケースに入れてしまった。大阪のホテルで気づいたが、日本語が通じにくいと思い申告しなかった」と説明。さらに、「外国船のスタッフなら英語が通じると思い、神戸港で申告した」とも話している。

また、男は「拳銃と弾丸を一緒に所持していると重罪になると思ったため、弾丸は神戸港のターミナル内のトイレのごみ箱に捨てた」と供述。実際に男子トイレから実弾3発が発見され、警察が押収した。

警察は、拳銃と実弾を所持したまま、ハワイの空港および関西空港の保安検査を通過していた経緯や、検査体制に不備がなかったかどうか、詳しく調査を進めている。

編集:梅木奈実