台湾の頼清徳総統は本日(26日)、日本の「日華議員懇談会」の年次総会に向けて事前に収録したビデオメッセージを寄せ、同会が長年にわたり日台友好の堅固な架け橋として、台湾の国際参加および二国間支援に尽力してきたことに対し、深い感謝の意を表しました。さらに、今後は台湾と日本が協力し、「非赤サプライチェーン」の構築を目指すことで、グローバルな課題に共に立ち向かい、パートナーシップを一層深め、地域の平和・安定・繁栄の促進に繋げていくことを呼びかけました。
頼総統は、今月、日華懇の古屋圭司会長が訪台し、「玉山フォーラム」に出席した際に、台湾語で「台灣有代誌,就是日本有代誌(台湾に何かあれば、それは日本にも関わること)」と力強く語り、台湾への揺るぎない支持を示されたことに対し、深く感動したと述べました。加えて、古屋会長および日華懇の全議員が長年にわたり台湾と日本の関係強化に尽力してきたこと、国際機関への台湾参加の継続的な支援や、災害・パンデミックなど重要な局面での相互協力の推進を通じて、厚い友情を体現してきたことに対し、特別な謝意を表しました。
また、頼総統は、日華懇の尽力により、今年5月から在日台湾人が日本の戸籍において「国籍・地域」欄に「台湾」と登録できるようになったことを取り上げ、これは両国の友情が新たな段階へ進んだ象徴的な出来事であると述べました。そして、台湾と日本は「運命共同体」であると強調し、気候変動、経済安全保障、地政学的変動といった様々な課題の中で、今後ますます緊密な連携と確固たる協力が必要であるとの考えを示しました。
頼総統はさらに、今後も経済・科学技術・文化など多様な分野において日台が協力を拡大していくことへの期待を表明しました。そして、日華懇がこれまでに築いてきた信頼と交流が、今後の台日関係を前進させる原動力になるとし、改めて台湾への支援に感謝の意を伝えるとともに、日台双方にとって有益な未来を共に築き上げていくよう願いを込めました。最後に、総会の成功と台日友好のさらなる発展を祈念しました。
編集:梅木奈実 (関連記事: 賴清德総統、日華懇・古屋圭司会長と会談し 日本の戸籍への「台湾」表記に感謝を表明 | 関連記事をもっと読む )
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