台湾・海巡署は本日(27日)、最近中国のソーシャルメディアにおいて、ニュースを装った複数の投稿が見られ、「中国海警が東沙海域で法執行を行っている」などの虚偽情報が流布されていることについて、強く否定し、これは悪意のある捏造であり、事実を歪めるものであると厳しく非難いたしました。
また、最近、海巡署の艦艇が東沙海域で越境した漁船を取り締まり、退去させていた際、中国の海警船が台湾の制限水域に侵入し、執法活動を妨害しました。これはまさに「海上の環境破壊者を護衛するボディーガード」のようなものであり、さらに偽情報をもって違法行為を覆い隠そうとする試みであり、海洋の持続可能性という普遍的価値を完全に無視するものです。海巡署は、このような文明に背く蛮行を断固として非難します。
海巡署は、東沙島は台湾固有の領土であり、東沙環礁は台湾初の海洋国立公園であると強調しました。海巡署は長年にわたり、東沙海域で違法操業を行う中国漁船を取り締まっており、中には乱獲や、絶滅危惧種であるアオウミガメを乱暴に捕獲し、解体・食用にするなど、極めて野蛮な行為が繰り返されてきました。
海巡署の説明によると、今年1月から3月12日までの間に、中国の越境漁船を77隻退去させ、小型船舶6隻を押収しています。中国のこうした偽情報は世論を誤導しようとする意図がありますが、中国海警が環境破壊を行う者たちを実際に護衛しているという事実を隠すことはできません。
海巡署は、台湾の国民に対し、中国による認知戦の罠に陥ることなく、台湾の士気を守っていただくよう呼びかけています。そして、最も確固たる立場と行動をもって、台湾の国家主権と海洋権益を守り抜くと表明した。
編集:梅木奈実
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