台湾タレントの大S(徐熙媛)の急逝のニュースを受け、海外旅行の健康リスクへの関心が高まっている。日本を頻繁に訪れる旅行者はどのように突発的な状況で医療支援を得るべきか?日本在住のKOL阿倫は自身のSNSで経験を共有し、2つの実用的な医療・防災ツールを推奨、より多くの旅行者が異国で緊急事態に遭遇しても安心して対応できるよう支援している。
アーレンによると、日本は多くの台湾人に人気の旅行先だが、現地の医療環境は台湾とは異なり、外国人にとっては医療費が比較的高いという。「単なる風邪でも、クリニックでの診察費用は予想よりも高くなる可能性があり、重大な事故に遭遇した場合はさらに大きな出費になるかもしれません」と指摘。一般的な旅行保険の購入に加え、オンライン医療・防災ツールを事前に準備しておくことを勧めている。
アーレンは、Safety Tips APPは日本政府観光局(JNTO)が提供する公式アプリで、外国人観光客向けにリアルタイムの防災・安全情報を提供していると紹介。旅行中に地震や台風などの自然災害が発生した場合、アプリは即座に通知を送り、最寄りの避難所の位置を表示する。さらに、旅行中に体調不良を感じた場合、アプリに内蔵された医療機関検索機能で、最寄りの病院やクリニックを素早く見つけることができる。
また、アーレンはOH Dr.オンライン診療サービスも推奨している。これは外国人向けに設計されたオンライン医療相談プラットフォームだ。日本旅行中に突然病気になった場合、旅行者はLINEを通じて医師とオンライン診療を行うことができ、中国語でのコミュニケーションが可能なため、言語の問題を心配する必要がない。薬が必要な場合、医師は処方箋を発行し、適切な医療機関の手配も手伝ってくれるため、旅行者は迅速に支援を受けることができる。
『風伝媒』は日本政府観光局(JNTO)および関連医療機関の情報を調査し、外国人旅行者が日本旅行中に突然体調不良を感じた場合、適切な医療リソースを探すために様々な方法を利用できることを確認した。JNTOが提供する公式医療機関検索ツールでは、旅行者は現在地、言語サービス、診療科目によって適切な病院やクリニックを検索できる。ホテルのフロントスタッフや地元の薬局も医療アドバイスを提供でき、「JapanTravel by NAVITIME」などの一部ナビゲーションアプリには医療機関検索機能があり、旅行者が最寄りのクリニックや病院をすばやく特定するのに役立つ。
さらに、『風伝媒』は、日本の医療システムが階層的診療制度を実施していることを観察している。一般的に、患者はまず一次診療所で診察を受け、必要に応じて医師が紹介状を発行し、さらなる治療のために大病院に転院することが推奨されている。患者が紹介状なしに直接大病院を受診する場合、追加料金がかかる可能性がある。例えば、長野県の相澤病院では、紹介状なしで初診を受ける患者は追加で8,000円を支払う必要がある。
編集:佐野華美 (関連記事: 著書が相次いで受賞 日本の元外交官・垂秀夫:「中国問題」を生涯の志とする | 関連記事をもっと読む )
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