MLBの東京開幕戦が本日19時10分、東京ドームで開催されます。シカゴ・カブスの今永昇太が先発し、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸と対戦します。これはMLB開幕戦で初めて日本人投手同士が先発する歴史的な試合となります。プレッシャーを感じる今永に対し、チームメイトで第2戦の先発を務めるジャスティン・スティール(Justin Steele)は、「心配するな、100年後には誰も覚えていない」と冗談を交え、緊張を和らげました。一方、ドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は、山本由伸の状態について「体調もメンタルも非常に良い」と評価しました。
今永は17日のインタビューで、スティールにプレッシャー対策について相談したことを明かし、「彼は『気にするな、100年後には誰もこの試合を覚えていない』と言いました。それを聞いて、自分が100歳まで生きたら絶対に覚えているなと思いました」と笑顔で語りました。スティールは18日の会見で「開幕戦の緊張や不安は当然ですが、自分は常に『100年後、いや1000年後には誰も気にしない』と考えるようにしています」と述べました。

また、スティールは今永から学んだことについても言及しました。昨年のスプリングトレーニングで今永のブルペン投球を初めて見た際、「彼は間違いなくメジャーの打者を苦しめる投手だ」と確信したと述べました。特に新しい環境への適応力や安定した投球術を高く評価し、「異国の地で言語の壁がある中でも、一流の投球を続ける姿は学ぶべき点が多いです」と語りました。
カブスのクレイグ・カウンセル(Craig Counsell)監督は会見で、「今永にとって大事なのは健康を維持し、30試合以上に登板することです」と述べ、シーズンを通じて安定した投球を期待しました。また、昨年のドジャース戦での登板を振り返り、「その試合は今回の開幕戦と同じくらい注目されました。あの経験を生かせるはずです」と話しました。鈴木誠也については、「体調は良好で、家族と過ごせる時間もあり、リラックスできています」とコメントしました。

一方、ロバーツ監督は東京での開幕戦について「この試合をとても楽しみにしています。東京のファンの熱気は素晴らしく、選手たちも準備万端です」と意気込みを語りました。山本由伸のコンディションについては「春季キャンプでも素晴らしい調整をしていました。今日も問題なく適応するはずです」と高評価し、特に投球制限は設けていないと明言しました。試合展開については「二人の優れた投手の対決になるため、ロースコアの試合になるかもしれません。この試合は日本野球とMLBの最高峰の戦いです。これこそが野球の醍醐味です」と語りました。
また、ドジャースの内野手ミゲル・ロハス(Miguel Rojas)と外野手キケ・ヘルナンデス(Kiké Hernández)は、16日夜に行われたチームの日本人選手、大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸による食事会について言及しました。ヘルナンデスは「素晴らしい文化体験でした。料理も美味しく、日本のチームメイトたちの温かさを感じました」と話しました。ロハスも「シーズン序盤にチームの団結を深める良い機会でした」と振り返り、結束力が高まったことを強調しました。
編集:梅木奈実 (関連記事: 【MLB東京開幕戦】本日開幕!大谷翔平 vs. 今永昇太、SNSで「今夜会いましょう」 | 関連記事をもっと読む )
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