「武力統一」を煽る中国人配偶者、「亜亜」以外も 台湾移民署が2人のインフルエンサーと面談

中国人配偶者の小微(左)、恩綺(右)はSNSで武力統一を訴える発言を頻繁に行い、二人とも移民署から面談を求められた。(Threadsより/画像合成:風傳媒)

移民署(台湾の入国管理局)は最近、中国籍配偶者の劉振亜氏がSNSで「亜亜在台灣」の名で「武力統一」を煽動する発言をしているという市民からの通報を受けました。移民署は彼女が「両岸人民関係条例」および関連規定に違反したと認定し、11日に彼女の台湾での親族訪問居留許可を取り消しました。

同様の状況で通報されたのは、中国人配偶者の「恩綺」 氏と「小微」氏も含まれています。前者はすでに移民署との面談を終え、後者には通知書が送られています。

移民署は先日、統一戦線のネット動画を撮影した「亞亞在台灣」が「大陸地区人民の台湾地区における親族訪問居留・長期居留または定住許可弁法」に違反し、その発言が国家安全保障や社会の安定に危害を与える事実があると正式に認定されました。これは近年台湾で初めて、武力統一の動画撮影により居留資格が取り消された中国人配偶者となります。

「亜亜在台灣」以外にも、同様の状況で通報されたのは中国人配偶者の「恩綺」氏と「小微」氏です。前者はTikTokアカウントで「祖国統一は止められない」などの内容を含む統一主義的な発言を広めていました。後者はTikTokで母親とよくコント動画を投稿しており、五星紅旗を掲げて「台湾は中国の一部分」と宣伝していました。

各メディアの報道によると、移民署は通報を受けた後、「両岸人民関係条例」および関連法規に違反した疑いで、「恩綺」氏と「小微」氏をそれぞれ移民署に呼び出して意見を述べるよう通知しました。「恩綺」氏はすでに面談を終えており、移民署は法に基づいて調査を進め、関連機関と対応策を協議しています。「小微」氏についても面談の日時が通知され、近日中に終了次第、関連手続きに従って調査や対応が進められる予定です。

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