【MLB東京開幕戦】大谷翔平が二塁打で貢献 ドジャースがカブスを破り新シーズン初勝利

大谷翔平は本日(18日)メジャーリーグ東京開幕戦でヒットを放った後、球場全体から大歓声が上がった。(陳志豪撮影)

メジャーリーグ(MLB)の東京開幕戦が本日(18日)19時10分(日本時間)に東京ドームで行われました。シカゴ・カブスの日本人投手・今永昇太が先発登板し、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸と「背番号18」同士の日本人投手対決が実現しました。これはMLB開幕シリーズ史上初の日本人投手同士の対決となりました。しかし、今永昇太は4回で降板し、勝敗には関与しませんでした。一方の山本由伸は先制点を許したものの、最終的に5回72球、3被安打、4奪三振、1失点の好投で勝ち投手の権利を獲得しました。同試合で大谷翔平は今季初ヒットと初得点を記録しましたが、鈴木誠也は4打数無安打でした。

試合前の始球式には、カブスのユニフォームを着た日本のレジェンド選手・福留孝介が登場しました。試合は2回裏、カブスが先制しました。ダンズビー・スワンソン(Dansby Swanson)が中堅へのヒットを放ち、ピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)のゴロで進塁しました。その後、ミゲル・アマヤ(Miguel Amaya)がタイムリー二塁打を放ち、スワンソンをホームに返し、カブスが1-0でリードを奪いました。しかし、ジョン・バーティ(Jon Berti)が三振に倒れ、2回裏の攻撃が終了しました。

20250318-山本由伸雖然率先失分,但是最後5局72球、3安打、4三振,失一分的成績拿下勝投資格。(陳冠齡攝)
山本由伸は先制点を許しながらも5回72球、被安打3、奪三振4、失点1の好投で勝ち投手となった。(陳冠齡撮影)

カブスが投手を交代し、4回無安打2奪三振の好投を見せた今永昇太が降板したタイミングで、ドジャースが5回表に攻勢を仕掛けました。アンディ・パヘス(Andy Pages)が四球で出塁し、大谷翔平がヒットを放ち、一・三塁のチャンスを作ると、トミー・エドマン(Tommy Edman)がタイムリーヒットを放ち、1-1の同点に追いつきました。続くテオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernández)のゴロが二塁手ジョン・バーティの送球エラーを誘い、大谷がホームに生還し、ドジャースが2-1と逆転しました。さらにウィル・スミス(Will Smith)がタイムリーヒットを放ち、スコアを3-1に広げました。

しかし、8回には観客がレーザーポインターの使用による試合妨害が発生し、試合が一時中断される事態が発生しました。試合が再開された後、ドジャースは9回表に追加点を挙げました。大谷翔平が右翼への二塁打を放ち、エドマンの進塁打で三塁へ進みました。続くヘルナンデスが左翼へのタイムリーヒットを放ち、大谷が本塁へ生還し、ドジャースは4-1とリードを広げました。最終的にこのスコアのままドジャースがカブスを下し、山本が勝ち投手となりました。 (関連記事: 【MLB東京開幕戦】「100年後には誰も覚えていない」今永昇太、チームメイトの言葉で緊張を緩和、ドジャース監督は山本由伸の好調を高評価 関連記事をもっと読む

20250318-谷翔平今(18)日在MLB擊出安打後,全場球迷發出震耳欲聾的歡呼聲。(陳志豪攝)
試合前の練習で、大谷翔平(左)は左翼からの送球距離を徐々に伸ばし、最長で左翼線付近まで到達した。(陳志豪撮影)

これまで大谷翔平は今永昇太との対戦で5打数無安打でしたが、試合前の練習では左翼の守備位置から徐々に遠投距離を延ばし、最終的に左翼線付近まで到達しました。また、チームのトレーナーに背後からの投球映像を撮影させ、投球の強度をやや高める調整を行いました。練習の最終段階では、ドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督が大谷のもとへ歩み寄り、短い会話を交わしました。大谷はこの日のブルペン投球を見送り、3月下旬にロサンゼルスへ戻った後に再開する予定です。