米国のベテラン客室乗務員シェリル(Cher Killough)がTikTokで飛行機の搭乗時の秘訣を共有し、6年間の経験から旅客に機内で短パンを履かないよう警告している。理由は、肌が座席と直接触れることでブドウ球菌に感染する可能性が非常に高いからだ。また、別の客室乗務員は、飛行機で最も汚れている場所が座席前方の収納ポケットであると明かし、整理の際には特別に清掃や消毒は行われないと指摘している。
客室乗務員のアドバイス:飛行機で短パンを履くときは細菌に注意!
シェリルは動画の中で率直に、「機内で短パンを履くのは本当に受け入れ難い。肌が椅子に直接触れるのは非常に不潔で、ブドウ球菌に感染する可能性が高い」と指摘。乗客の健康のために、飛行機に乗る際はできるだけゆったりとした長ズボン・ロングスカート、またはマキシワンピースを着用するよう勧めている。快適なスポーツウェアも良い選択肢であり、脚部を完全に覆うことで座席への直接接触を避けることができる。短パンだけでなく、サンダルやスリッパも避けるべきで、「私自身は絶対に足の指を露出させない」と述べ、スニーカーの着用を呼びかけている。
さらに、パンデミック後も全身防護服を着用している乗客に対しては、非常に敬意を表し理解を示しており、「こうした対応は完全に尊重している。飛行機内でこのような人をよく目にする。何よりも、私の動画を見れば飛行機がどれほど汚いかがわかる」と述べている。
飛行機は座席以外も汚れている⁉︎
シェリルは着用する衣類だけでなく、一部の乗客の悪い衛生習慣についても批判。朝早くのフライトでもシャワーを浴びない乗客がいることで、機内が体臭で満たされることについて、「午前5時に他人の体臭を嗅ぐ理由はない。しかもそれは大抵男性だ」と指摘。
外国の客室乗務員もRedditで、飛行機で最も汚れている場所は座席前方の収納ポケットであると共有している。彼は旅客にこの場所に触れないよう警告し、ここは「ゴミの集中地帯」であると述べている。
この客室乗務員は、旅客が靴下・ガム・果物の種・さらには嘔吐物の入った袋をこのネットに捨てることや、一部の旅客が足を投げ出すことすらあると明かしている。そして、客室乗務員が整理する際は通常ゴミを空にするだけで、特別な清掃や消毒は行わないため、ネットは細菌の温床となっていると述べた。
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彼はまた、収納ポケットに触れるのだけでなく、窓に頭をもたれることも避けるよう乗客に注意を促している。なぜなら、以前の乗客がここで何をしたかわからない上に、数え切れないほどの目に見えない細菌が座席に存在し、それらの細菌を誤って体内に取り込む可能性があるためだ。
責任編集:蔡恵芯
編集:佐野華美
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