六本木ヒルズ森タワー52階の展望台・東京シティビューで開催中の特別展「銀河鉄道999 50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路」(主催:東京シティビュー)が、夏休みに合わせて展示内容や関連企画を拡充している。松本零士氏の没後初となる大規模回顧展で、初期作品を含む原画や資料300点以上が一堂に公開されている。会期は9月7日まで。
会場では現在、季節限定イベント「天空の星まつり」も同時開催中で、七夕や星空、宇宙をテーマにした幻想的な演出が展望台全体に広がる。展覧会チケットまたは展望台入場券で両方のイベントが体験可能となっており、訪れる人々に夏ならではの非日常空間を提供している。
展示会場には新たに展覧会限定のフォトスポットが登場。メーテルやキャプテンハーロック、ミーくんなど「零士ファミリー」のキャラクターたちが勢ぞろいし、記念撮影を楽しめるスポットとして来場者に人気を集めている。また、会場併設の公式ショップでは、7月24日より新作グッズ「ボールチェーンぬいぐるみ」(車掌、ミーくん/各2,900円・税込)や「大判ハンカチ」(全2種/各1,500円)、「ピンズセット」(4種入り/6,300円)なども発売される。
初心者やファン層のさらなる拡大を目指し、8月2日と6日には展示解説ツアーの開催も決定。展覧会の担当者が原画やキャラクターの見どころを解説し、松本零士の創作世界への理解を深められる内容となっている。申し込み不要で、展覧会チケットの提示で誰でも参加可能。
さらに、夏休み限定のSNS投稿割引キャンペーンも実施されている。高校生・大学生・専門学校生を対象にした「学生割引」では、学生証提示と指定ハッシュタグ付きのSNS投稿により、通常1,700円の当日券が1,200円に割引される。また、保護者と子どものペアを対象にした「親子割引」では、通常3,500円の入場料が2,500円に割引される。いずれも会場窓口での当日券購入が対象で、オンライン販売との併用はできない。
展望台全体では、同時開催中の「天空の星まつり」にて、天の川フォトスポットや笹飾り体験のほか、海抜250mから夜空を望む特別な空間が広がり、展覧会と併せて楽しめる構成となっている。旧暦に基づく「伝統的七夕」にも着目し、8月29日を中心とした展示演出も予定されている。
「松本零士展 創作の旅路」は東京会場終了後、北九州(北九州市漫画ミュージアム/2025年9月27日〜2026年1月12日)、名古屋(名古屋市美術館/2026年3月20日〜6月7日)への巡回も決定している。
編集:柄澤南 (関連記事: トランプ氏、中国・習近平氏との会談を模索 台湾・頼総統のNY訪問拒否に、米国内から懸念も―FT報道 | 関連記事をもっと読む )
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