森ビル株式会社がアートコレクティブ・チームラボと手がける「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス」は、麻布台ヒルズにある。麻布台ヒルズは日比谷線神谷町駅5番出口から直結のため、直射日光に当たることなく建物の中へ入ることができ、猛暑が続く夏の外出先としておすすめだ。ミュージアムでは、チームラボによる没入型のアート作品とともに、館内のティーハウス「EN TEA HOUSE – 幻花亭」で提供される涼感スイーツが来場者の人気を集めている。
同ミュージアムは2024年2月の開業以来、昨年10月には累計来場者数が100万人を突破し、連日多くの来場者が訪れている。とりわけ注目されているのは、このミュージアムにしかない作品《Bubble Universe》で、空間全体がきらめく泡のような光に包まれ、幻想的な世界に没入できる作品となっている。
このほか、暗闇とミストの中に描かれた絵が光で浮かび上がる作品《溶解反転無分別:闇の彫刻》では、ミストの中に立ち入ると、霧の中に光の影が現れ、まるで絵の中に入り込んだかのような感覚を楽しめる。さらに、館内に併設された「EN TEA HOUSE – 幻花亭」では、7月5日より新メニュー「凍結柚子(柚子のシャーベット)」の提供が始まった。
同メニューは、香り、風味に優れた大分産柚子を使用したヴィーガン対応のシャーベットで、ティーセットメニューでのみ注文できる。味覚だけでなく、空間全体を使ったアート作品とともに楽しめるようになっており、まるで茶の湯とアートが融合したようなひとときを演出している。
「凍結柚子+お茶のセット」として1,300円(税込)で提供され、お茶は「水出し緑茶」「柚子緑茶」「ライスミルクラテ(HOT/ICE)」などから選ぶことができる。アート作品を堪能したあとのひと休みにも最適な組み合わせとして、来場者から好評を得ている。
チームラボボーダレスは、アートコレクティブ・チームラボによる常設のアートミュージアムで、没入型作品を多数展開。館内では境界のない作品空間を自由に歩き回りながら、さまよい、探索し、発見するという体験ができることが特長となっている。2024年には米TIME誌「World’s Greatest Places(世界で最も素晴らしい場所)」にも選出され、国内外から注目を集めている。
同施設は東京メトロ日比谷線・神谷町駅直結の麻布台ヒルズ ガーデンプラザB1に位置し、営業時間は8時から21時まで(最終入館は閉館の1時間前)。「EN TEA HOUSE – 幻花亭」のラストオーダーは閉館30分前。日差しを避け、涼しさを感じることのできる作品などや冷たいスイーツと非日常を同時に楽しめるチームラボボーダレスは、酷暑の今夏において、屋内での新たな避暑スポットとして注目されそうだ。
編集:梅木奈実 (関連記事: チームラボプラネッツ豊洲 2025年、大規模拡張で新空間誕生 | 関連記事をもっと読む )
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