連日猛暑が続くこの夏、東京・麻布台ヒルズにある「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」では、“涼しさとアートの融合”をテーマにした体験コンテンツが注目を集めている。
同ミュージアムは、2024年2月のオープンからわずか4カ月で来場者数100万人を突破。35度を超える日が続く中、涼しい屋内空間で体感できる幻想的なアートが人気を呼んでおり、連日多くの人々で賑わっている。
泡のような光に包まれる「Bubble Universe」
なかでも話題となっているのが、チームラボが本施設のために特別制作した「Bubble Universe(光の球体群)」。空間全体が泡のような光に包まれ、来場者を非日常的な世界へと誘う。まさに“見た目にも涼しい”アートとして、SNSでも反響が広がっている。
そのほか、霧と闇の中に光で描かれた作品「浮遊する巣の列」では、実際にミストの中に入ることで、視覚と体感の両面から涼しさを感じることができる。霧の中に浮かぶ光の影が幻想的な没入感を演出する。
夏限定のヴィーガンシャーベットも登場
さらに、館内併設のティーハウス「EN TEA HOUSE – 幻花亭」では、7月5日より夏季限定メニュー「漬柚柚子(ゆこうのシャーベット)」の提供がスタート。徳島県産の香り高い柚香(ゆこう)を使用したヴィーガン対応シャーベットで、透明度の高い氷とイタリア製のガラス器が清涼感を引き立てる。
お茶とセットで楽しめるメニュー(1,300円/税込)には、「水出し緑茶 柚子」や「柚子緑茶」「焙じ茶ミルクラテ(HOT/ICE)」など、好みに応じたドリンクが選べる。プロジェクションによる演出の中で、味覚と視覚の両方から涼しさを味わえる“アートなティータイム”が楽しめると、来場者からも好評だ。
世界が注目する“境界のない”デジタル空間
チームラボボーダレスは、アート集団・チームラボによる常設ミュージアムで、映像・音響が一体となった作品が館内を彩る。来場者は自由に館内を歩き回りながら、作品と出会い、発見し、没入するという体験ができる。2024年には米TIME誌の「World's Greatest Places」にも選出され、国際的な評価も高い。
施設は東京メトロ日比谷線・神谷町駅直結の「麻布台ヒルズ ガーデンプラザB1」に位置し、営業時間は11:00〜21:00(最終入館は20:00)。ティーハウスのラストオーダーは閉館30分前。夏休みシーズンに合わせ、公式ウェブサイトでは事前予約や混雑状況の確認も可能だ。
酷暑が続く今夏、“涼しさ×アート”を体感できるこのミュージアムは、屋内で楽しめる新たな避暑スポットとして、さらなる注目を集めそうだ。
編集:梅木奈実 (関連記事: チームラボプラネッツ豊洲 2025年、大規模拡張で新空間誕生 | 関連記事をもっと読む )
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