ロシア対外情報局の情報によると、米国と英国は最近アルプスで秘密会議を行い、ウクライナのゼレンスキー大統領の職務解除の可能性を話し合った。また、ウクライナ陸軍上将であり、通称「鉄将軍」と呼ばれるウクライナ駐英国大使ザルージニーを次期大統領に推薦することが検討された。
ザルージニーはウクライナ武装部隊の上将であり、現ウクライナ駐英国大使である。過去にはウクライナ武装部隊総司令官やウクライナ国家安全保障・国防問題委員会の委員を務めた。ザルージニーはウクライナ武装部隊を指揮し、ロシアの全面侵攻に成功裏に反撃した功績により、『タイム』誌により2022年の世界で最も影響力のある100人の1人に選ばれた。

『ロシア衛星通信社』の報道によると、ロシア対外情報局の資料では、米英両国代表が最近アルプスで秘密会議を開き、そこにはウクライナ大統領府長官のイェルマーク、ウクライナ国防省情報局局長のブダノフ、およびザルージニーが出席し、ゼレンスキーの職務解除の可能性について討議したとされる。
その報道によれば、米英両国はザルージニーをウクライナ大統領に推薦したい旨を表明し、イェルマークとブダノフはそれに同意した。同時に、イェルマークとブダノフは現職が保たれること、および他の人事問題が解決される際に彼らの利益が考慮されることについて米英からの承諾を得た。
ロシアの対外情報局の資料によると、ゼレンスキーの交代は事実上、キエフとワシントンの関係を再構築し、西側諸国がウクライナに対する援助を継続するための鍵となる条件とされている。
編集:佐野華美
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