【フジロック2025】2日目レポート:山下達郎×竹内まりやが「Plastic Love」熱唱!台湾バンド震楽堂も堂々の日本初ステージ

2025-07-28 18:56
新人アーティスト枠「Rookie A Go‑Go」ステージに登場した台湾のバンド・震楽堂が、エネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了した。(写真/黃信維撮影)
新人アーティスト枠「Rookie A Go‑Go」ステージに登場した台湾のバンド・震楽堂が、エネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了した。(写真/黃信維撮影)
目次

日本最大級の音楽フェス「フジロック・フェスティバル2025」は7月26日、新潟・苗場スキー場で2日目を迎えた。快晴のもと、多国籍の観客が朝から続々と集まり、会場には終日熱気があふれた。なかでも注目を集めたのは、レジェンド山下達郎と竹内まりや夫妻の夢の共演、そして台湾から初出演したバンド「震楽堂(しんがくどう)」のステージだった。《風傳媒》は現地からその熱狂の様子を取材した。

フジロックフェスティバル2025の2日目が26日、新潟・苗場スキー場で開催された。黃信維
2025年7月26日、新潟・苗場スキー場で開催されたフジロックフェスティバル2025の2日目の様子。(写真/黃信維撮影)

台湾の新鋭・震楽堂がRookie A Go-Goに登場

新人アーティストの登竜門とされる「Rookie A Go-Go」ステージには、台湾のバンド震楽堂が登場。エネルギーあふれるパフォーマンスで観客の心を一気に掴んだ。リズミカルな演奏に合わせて自然と手拍子とコール&レスポンスが広がり、言葉を超えて音楽でつながる瞬間が生まれた。台湾から駆けつけたファンの声援も会場を包み、国境を越えた熱狂が印象的だった。

新人アーティスト枠 Rookie A Go‑Go ステージに登場した台湾のバンド震楽堂は、エネルギッシュな演奏で会場を大いに盛り上げた。黃信維
新人アーティスト枠「Rookie A Go‑Go」ステージに登場した台湾のバンド・震楽堂が、エネルギッシュなパフォーマンスで観客を魅了した。(写真/黃信維撮影)

伝説の瞬間——山下達郎×竹内まりや「Plastic Love」

この日のハイライトは、夕暮れ時のGreen Stage。山下達郎の登場とともに会場は瞬時に満員となり、観客がステージ前に殺到。そこへ竹内まりやがサプライズ登場し、名曲「Plastic Love」を共演。奇跡のようなコラボレーションに観客は息をのんで聴き入り、曲が終わるとスタンディングオベーションが巻き起こった。SNS上でも「フジロック史上、最高の瞬間」との投稿が相次ぎ、広く話題となった。

フジロックフェスティバル2025の2日目が26日、新潟・苗場スキー場で開催された。黃信維
2025年のフジロックフェスティバル2日目は、26日に新潟・苗場スキー場で開催された。(写真/黃信維撮影)

STUTS × tofubeats、異次元のGroove

同じくGreen StageではSTUTS(バンドセット)が登場。KMCらゲストとの掛け合いや、tofubeatsのサプライズ出演で会場はさらにヒートアップ。観客が一体となってリズムに乗るライブは、まさにフジロックの醍醐味を感じさせた。

フジロックフェスティバル2025の2日目が26日、新潟・苗場スキー場で開催された。黃信維
2025年のフジロックフェスティバル2日目は、26日に新潟・苗場スキー場で開催された。(写真/黃信維撮影)

White StageでJJJを追悼

White StageではFour Tet、Faye Webster、Balming Tigerらが個性豊かなパフォーマンスを披露。さらに、今年急逝したラッパーJJJを追悼するステージが行われ、縁のあるアーティストたちがJJJの楽曲をそれぞれの解釈で披露した。韓国のsogummは「JJJさんと一緒のステージに立てて光栄でした。また会いましょう。Thank you, JJJ! I love you!」と涙ながらに語り、静かな感動に包まれた。 (関連記事: フジロック2025初日、落日飛車×HYUKOHが共演 アジアをつなぐ音楽の熱狂 関連記事をもっと読む

フジロックフェスティバル2025の2日目が26日、新潟・苗場スキー場で開催された。黃信維
2025年のフジロックフェスティバル2日目は、26日に新潟・苗場スキー場で開催された。(写真/黃信維撮影)

Red MarqueeやField of Heavenも大盛況

Red Marqueeではサンボマスター、Ginger Root、downy、離婚伝説などが観客を熱狂させ、Field of HeavenではEGO-WRAPPIN'やThe Ska Flames、The Panturasらが開放感のあるステージで盛り上げた。夜遅くにはTribal CircusでConfidence ManやNight Tempoが登場し、深夜のクラブ空間を演出した。

最新ニュース
【解説まとめ】台湾で史上初の大規模リコール「25対0」で全敗 なぜここまで失敗したのか?
フジロック2025最終日、RADWIMPSとVampire Weekendが圧巻のフィナーレ!フジロック2025最終日、感動と熱狂のクライマ
防衛省、「宇宙領域防衛指針」を初策定 中国・ロシアの「キラー衛星」念頭に衛星防護体制を構築へ
民進党秘書長の林右昌氏が辞意表明 「リコール敗北の全責任を負う」
特集》リコールボランティアの失望 静かなる頼清徳氏と民進党幹部に、市民の思いは届くのか
評論:関税発表直前、リコール大敗の余波──台湾・頼政権は米国の圧力に抗えるのか
トランプ氏が日本に不信感?専門家が警鐘「日米同盟に前例なき不安」 マッカーサーの遺産が揺らぐ今
評論:台湾「反共リコール」が招いた民主主義の歪み──失われた1年の代償とは
「譲歩は無意味」FTが警鐘「トランプ氏は合意を軽視」 EUに米国への譲歩自制を呼びかけ
タイ・カンボジア停戦協議へ 5日間の衝突で33人死亡、20万人避難
米国が台湾半導体に25%関税?「半導体232調査」報告で業界に緊張走る
支持層は熱狂的な支持者のみ?トランプ支持率が37%まで急落、「ある層」が大量離脱
米欧貿易協定に6000億ドル投資合意 関税15%で衝突回避も不安残る
東京国際合唱大会で「台湾」が「中華台北」に変更 中国の圧力で主催者が国旗撤去、台湾側が抗議
タイ×カンボジアで再び砲撃応酬 トランプ介入も停戦ならず、死者33人・避難20万人超
台風8号「コメイ」復活 台湾には上陸せずも「間接的被害」に警戒強まる
特集》大規模リコールで惨敗 民進党と頼清徳へ民意の鉄槌
北京観察》大規模リコール結果発表 中国国台弁『全く意外でない』
百年の神殿が遺体処理場に 数百体の女性遺体に暴行痕、清掃員が10年隠し通報
ガザで前代未聞の飢餓:2時間に1人死亡! 骸骨のような子どもが病室に溢れ、イスラエルが援助制限で「徐々に餓死」
フランスが「パレスチナは国家」と認める意向を表明! マクロン大統領、中東和平は可能と強調。国連総会で正式発表へ
小笠原欣幸が大罷免を分析:頼清徳の「団結十講」が裏目に、中共の台湾浸透が一層深化する恐れ
726大罷免、全敗の理由とは?主要国際メディアの反応を総覧 今後の賴清德氏は苦戦か
舞台裏》台湾が大罷免運動を開始 蔡英文氏がずっと心配していた一つのこと
特集》台湾・桃園で民進党チーム苦戦 リコール失敗、鄭文燦氏の地盤取り戻せず
特集》台湾・台北の徐巧芯氏、リコール危機を乗り越え蔣万安市長陣営を守る
特集人物》「他人は私を狂人と笑う」――台湾・柯建銘氏、仕掛けた大規模リコールは大失敗
特集》台湾・新竹リコール戦 野党連携で逆風を跳ね返し、国民党・民衆党陣営が議席を死守
「おいしい掛け算」で朝の新習慣──WHGホテルズ全国28施設で「ハイブリッド朝食フェア」開催
三重県が東京で観光PRイベント開催 相川七瀬さんが伊勢神宮の魅力を語る
松阪牛も伊勢茶も忍者体験も!東京で「三重の魅力」大集合
台湾新幹線ホームに現れた謎の目盛り?その正体と乗客への影響を専門家が解説
大規模リコールはなぜ失敗したのか 民進党の多正面作戦を医師が分析し浮かぶ10の敗因
独占》朱立倫が党首退任決意 リコール反対運動後の焦点は盧秀燕へ
特集》王鴻薇氏試練を乗り越え 頼清徳氏が意外な後押し
2025桃園駅グルメおすすめ》小吃激戦区で食べ歩き!通が選ぶ名店15軒
WHGホテルズが全国28ホテルで「印度カリー子と味わう!辛麗なるカレー祭り」開催へ
台湾リコール「25対0」で民進党大敗 中国研究者「頼清徳氏は決して諦めない、対中関係に光明は見えず」
台湾リコール否決、賴清德総統「これは勝ち負けではない」民主の力を強調
特集》台湾・花蓮市の「地元の王」傅崐萁氏 反対勢力まとまらずリコールを回避
台湾「7・26リコール投票」反対多数で否決へ 全選挙区で罷免不成立の見通し、結果一覧はこちら!
特集》台湾・台中市長 盧秀燕氏が支えた若手3人 リコールの荒波を乗り越え大統領選への布石に
特集》UMC創業者・曹興誠氏が率いた大規模リコール運動、失敗に終わる 民進党は利用するだけなのか?
特集》葉元之氏、まさかのリコール回避 「全党で一人を救う」も、なお漂う暗雲
フジロック2025初日、落日飛車×HYUKOHが共演 アジアをつなぐ音楽の熱狂
インタビュー》東京・大久保に「媽祖廟」誕生秘話 詹徳薫氏が語る信念と構想
戦争に発展する恐れも!タイ・カンボジア衝突が2日目に突入 「砲撃が止まらず」16人死亡、10万人避難