台北市初の地域型ショッピングセンター「Mitsui Shopping Park LaLaport南港」が、本日(20日)に盛大に開業しました。今後は、子供向け職業体験施設、映画館、多機能ホールなどが順次導入される予定です。台湾三井不動産南港支社の鎌迫俊総経理は開業記者会見にて、「全てのテナントが開業した後、年間売上は100億元を目指します」と述べました。三井不動産の植田俊也社長は、「本日、台北市初のららぽーとが正式に開業したことは、当社のグローバル戦略における重要なマイルストーンであり、台北の商業発展の多様性を象徴しています」と語りました。
ららぽーと南港は三井不動産が台湾で展開する2つ目の大型地域型商業施設で、敷地面積は約1万2千坪、延べ床面積は約4万7千坪に及びます。本日の開業時点で237店舗が出店しており、三井グループは「今後300店舗に拡大する予定」としており、5月には全体の95%のブランドが営業を開始する見込みです。また、威秀影城(VieShow Cinemas)は4月末に開業予定で、17のスクリーンと1,400席以上を有し、台北市内最大の映画館となる予定です。子供向け職業体験施設「KidZania」は2026年上半期に正式オープンする予定です。
ららぽーと南港はアクセス良好 館内にタクシー乗り場も設置
台湾人寿の許舒博董事長は、「本プロジェクトは台湾人寿史上最大規模の建設案件であり、総投資額は400億元、延べ床面積は12万坪に達し、3棟のビルで構成されています」と説明しました。さらに、「ゴールドクラスのグリーンビルディング認証に基づいて設計されており、南港商業エリアと展示会場を連携させ、大型eスポーツ大会やコンサート、展示会の主要会場になることが期待されます」と語りました。また、ららぽーと南港には台北市で最も高い展望スカイブリッジが設置されており、現時点でのテナント入居率はすでに80%に達し、8,600件の雇用機会を創出しています。加えて、本施設では5,000坪の公共施設とオープンスペースを確保し、4本の連絡橋を設けることで交通利便性を高めています。
盛大なオープンを迎えるにあたり、ららぽーと南港では来館者の利便性を高めるため、さまざまな交通対策が講じられています。施設はMRT文湖線・板南線や複数のバス停にも近接しており、館内にはタクシー乗り場や自転車駐輪場も設けられています。以前インターネット上で一時「1時間200元の駐車料金」との噂が広がっていましたが、三井グループはこれを否定し、「自動車は平日1時間60元、休日1時間80元。バイクは平日・休日ともに1時間10元。館内での一定金額以上の消費、または提携カード所持者には駐車料金割引を提供します」と強調しました。

記者の現地取材によると、本日ららぽーと南港は12時30分に正式オープンしましたが、開店前の12時以前からすでに多くの来場者が列を作っていました。まだ全店舗が営業を開始しておらず、映画館や子供向け職業体験施設もまだ開業していない状況でしたが、来場者の「聖地巡礼」意欲には影響がありませんでした。開業後の12時30分以降は、館内の各レストランに長い行列ができ、台北市に初出店となる日系スーパーマーケット「Lopia」も多くの消費者を引きつけました。三井グループの推計によれば、初日の来場者数は3万人から3万5千人に達する見込みです。
編集:梅木奈実 (関連記事: 台北観光人気ランキング発表!西門町が1位、台北101を超える圧倒的人気 | 関連記事をもっと読む )
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