台湾・司法院の大法官指名作業が終了 院長候補に蔡秋明氏、副院長候補に蘇素娥氏

蕭美琴副大統領は午前10時30分に総統府大講堂にて「114年度最高裁判所正副院長及び大法官被指名者紹介記者会見」を主宰する予定。(資料写真、柯承惠撮影)

台湾の司法院の大法官指名に関する推薦作業が一区切りを迎えました。関係筋によりますと、司法院長の指名候補は高等法院検察署主任検察官の蔡秋明(さい・しゅうめい)氏、副院長の指名候補は判事の蘇素娥(そ・そあ)氏であるといいます。

副総統の蕭美琴(しょう・びきん)氏は、本日午前10時30分より総統府大ホールにて、「114年司法院院長・副院長および大法官指名者紹介記者会見」を主宰する予定です。

国家の憲法機関の正常な運営を維持するため、頼清徳総統は先日、大法官の指名作業の開始を指示しました。公開かつ開放的な姿勢で優秀な人材の公募を行い、その応募期間は3月3日までとされました。

本日午前、総統府は報道関係者に対し、蕭副総統が午前10時30分に「114年司法院院長・副院長および大法官指名者紹介記者会見」を総統府大ホールで主宰すると通知しました。

関係者によれば、司法院長候補は蔡秋明氏、副院長候補は蘇素娥氏です。蔡氏は英語・フランス語・日本語に堪能で、現職は高等法院検察署主任検察官です。これまで台北地方法院検察署および高等法院検察署の検察官を歴任しています。

一方、蘇素娥氏は司法官第30期修了で、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修士号を取得しています。台北地方法院で判事・部長、高等法院で判事・部長を歴任し、司法院刑事廳長や士林地方法院院長も務めた経歴を持っています。

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