速報》ミャンマー中部でM7.7の大地震 バンコクでも強い揺れ 津波の心配なし

ミャンマー現地時間の本日(28日)午後、マグニチュード7.7の強い地震が発生し、中国雲南省の昆明や大理、タイのバンコクやチェンマイなどでも強い揺れが感じられました。(写真:Xより)

米国地質調査所(USGS)によると、日本時間の3月28日午後3時20分ごろ、ミャンマー中部・サガイン管区付近を震源とするマグニチュード7.7(M7.7)の強い地震が発生しました。震源の深さは約10キロで、内陸での発生だったため、この地震による津波の心配はありません。

震源地に近いマンダレーはミャンマー第2の都市で、仏教寺院など歴史的建築が多く、観光地としても知られています。今回の地震は都市部近くで発生したため、建物の倒壊や橋の崩落などの被害が報告されており、現地では被害の拡大が懸念されています。

また、中国の雲南省や隣国タイでも強い揺れが観測されました。タイの首都バンコクでは高層ビルの建設現場で倒壊事故が起きたほか、商業施設で一時的に人が閉じ込められるなどの被害も出ています。

NHKアジア総局のバンコクオフィス(17階)では、1分以上にわたる横揺れが観測され、窓の外ではビル屋上のプールの水があふれ出す様子も確認されました。市民らは建物の外に避難し、状況を見守っています。道路には避難した人々や観光客があふれ、一時的に混乱が広がりました。

ミャンマー国内では、余震も続いており、被害の全容はまだ明らかになっていません。現地当局と国際機関が情報収集と対応に当たっており、今後もさらなる注意が必要です。

日本の気象庁は地震発生後、「遠地地震に関する情報」を発表し、日本への津波の影響はないと改めて強調しました。


編集:梅木奈実

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