台湾の中央気象署によると、8月7日午後3時45分(現地時間)、台湾東部沖を震源とするマグニチュード6.2の地震が発生した。震源は北緯24.48度、東経123.00度付近、宜蘭県政府の南東約128.9キロ沖合の海域で、震源の深さは88.1キロと推定されている。中規模の深発地震に分類される。
今回の地震では、震源が比較的深く、かつ東部沖に位置していたことから、地震波が広範囲に伝わり、台湾全土で揺れが観測された。最も遠い高雄・屏東など南部地域でも、震度1の揺れが確認されている。
震度3を記録した地域も
気象署の発表によれば、震度3を観測したのは宜蘭、花蓮、南投、台中、台東などの中部・東部地域。台北、新北、基隆など北部地域では震度2、高雄、台南、屏東、雲林、嘉義など南部では1〜2程度の揺れが記録された。
なお、現時点で被害の報告はないが、専門家は引き続き余震や二次災害への警戒を呼びかけている。
【地震情報(中央気象署)】
● 発生日時:2025年8月7日 15時45分05秒
● 震央位置:北緯24.48度、東経123.00度(宜蘭県政府南東128.9km沖)
● 震源の深さ:88.1km
● マグニチュード:6.2
● 主な震度分布:
- 震度3:宜蘭、花蓮、南投、台中、台東
- 震度2:新北、台北、基隆、新竹、桃園、苗栗、嘉義、彰化、雲林
- 震度1:高雄、台南、屏東
(出典:中央気象署) (関連記事: TSMCの2ナノ技術流出疑惑で急浮上 Rapidusとは何者か──日本半導体産業の逆襲 | 関連記事をもっと読む )
編集:梅木奈実
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