米国地質調査局(USGS)の報告よりますと、ミャンマー現地時間の本日(28日)午後12時50分(日本時間午後3時20分)にマグニチュード7.7の強い地震が発生しました。震源地はザガイン管区(Sagaing)で、震源の深さはわずか10キロメートルの浅発地震です。ドイツ地球科学研究センター(GFZ)は別のデータを観測し、マグニチュード6.9と報告されており、地震の強さが深刻なレベルに達していることを示しています。
どの都市が影響を受けたのか?ミャンマーからタイ、中国雲南まで激しい揺れか?
今回の強震はミャンマーに甚大な被害をもたらしただけでなく、隣接する地域にも影響が及びました。中国雲南省の昆明、大理、またタイのバンコク、チェンマイなどでも明確な揺れを感じました。目撃者によりますと、タイの首都バンコクでは複数の高層ビルが大きく揺れ、プールの水が溢れ、市民が建物から避難するなど、一時現場は混乱状態となりました。
重大な被害は発生しているのか?橋の崩落や建物倒壊の噂が広まる?
地震発生後、ミャンマーやタイのネットユーザーが次々と被害の写真や映像を共有しており、国境にある橋が倒壊したとみられる映像や、建物の損壊、建設中のビルの崩落などの状況が伝えられています。一部のミャンマー市民は、The Ava Bridge が地震によって崩れたと主張していますが、現時点では公式の確認はされていません。被害状況については当局の更なる調査と報告を待つ必要があります。
なぜ津波警報が発令されたのか?沿岸部の災害リスクは?
中国自然資源部の津波警報センターによりますと、地震の規模と震源の深さにより、地震発生直後に局地的な津波警報が発令され、震源付近の海域に警戒が呼びかけられました。ただし、震源地が太平洋の津波多発地域ではないため、現時点で中国沿岸部への直接的な脅威はないとされ、当局は引き続きデータの変化を監視していくと発表しています。 (関連記事: 速報》ミャンマー中部でM7.7の大地震 バンコクでも強い揺れ 津波の心配なし | 関連記事をもっと読む )
ミャンマーは適切に対応できるのか?内戦地域での地震に国際的関心が集まる
ミャンマーは近年、軍事クーデターにより内戦が続いており、政権は不安定で公共資源も不足しています。今回の大地震によって、同国の災害対応能力に対する懸念が高まっています。現地の救援機関は現在、緊急評価を行っており、余震による更なる被害を防ぐため警戒線を設置しています。
7.7 Magnitude Earthquake Hits Mandalay, MyanmarMultiple buildings destroyed in devastating quake.#Myanmar #Earthquake #แผ่นดินไหว pic.twitter.com/fgQTBlUqjw
— Weather Monitor (@WeatherMonitors) March 28, 2025