全台湾において広がるリコール運動の中、第一段階の提議署名が進められている中で、これまで国民党は「35対0」という劣勢に立たされ、第一段階での署名が難航していました。しかし、中央選挙委員会(中選会)は本日(28日)、最新の進捗状況を発表し、新たに8件の立法委員に対するリコール案が第2段階の署名に進むことを明らかにしました。これにより、現在までに第2段階の署名に進んだ、もしくは進むことができる立法委員リコール案件は合計43件となります。なお、今回新たに進んだ8件はすべて民進党所属の立法委員が対象です。
中央選挙委員会によると、3月13日までに地方政府から報告された第一段階の確認結果に基づき、すでに35件の立法委員リコール案件、1件の市・県長リコール案件、2件の市・県議員リコール案件が第2段階の署名に進むことが確認されています。本日の最新情報によると、さらに8件の立法委員リコール案が第二段階の連署に進めることとなり、現在計43件の立法委員リコール案が第2段階の連署に進んでいる、あるいは進める見込みとなっています。
今回新たに第2段階に進むことになった民進党の立法委員は以下の通りです:
台北市:呉思瑤(ご・しよう)、呉沛憶(ご・はいおく)
新北市:蘇巧慧(そ・こうけい)、張宏陸(ちょう・こうりく)
台中市:蔡其昌(さい・きしょう)、何欣純(か・しんじゅん)
原住民区:陳瑩(ちん・えい)、伍麗華(ご・れいか)
中央選挙委員会はさらに説明として、その他の法的に補足提出が可能な立法委員、市県議員のリコール案についても、法定期限内に条件を満たせば一度に限り補完提議が可能であり、現在も法に基づいて処理を進めていると述べました。今後の進捗についても、選挙事務機関は法に従い、適時にメディア関係者および国民に向けて説明を行うとしています。また、中央選挙委員会は強調として、「本件に限らず、過去の同様の選挙業務もすべて法定手続きに従って、中央選挙委員会および地方選挙委員会が処理しており、個別の案件の進行中の詳細や特定の事案についてコメントすることはない」とし、社会各界に理解を求めました。
編集:梅木奈実 (関連記事: 舞台裏》台湾.桃園市でリコール運動が急展開!軍関係者が方針転換 民進党は心理戦を重視、国民党の固定票に動揺広がる | 関連記事をもっと読む )
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