台湾国防部(台湾国防省)は今日(7日)、昨日午前6時から今日午前6時までの間に、中国軍機5機を探知し、そのうち4機が海峡中間線を越えて南西空域に進入したと発表しました。また、中国軍艦6隻も探知され、合計11機の中国軍機・艦船が台湾海峡周辺で活動を継続しています。さらに、11個の中国浮遊気球が探知され、台湾軍は厳重な監視と対応を行っています。中国の意図について国防部は、軌道分析によると台湾海峡周辺の気球の大部分は気象観測用であるものの、すでに飛行安全に危険をもたらしていると指摘しています。
国防部は本日、中国気球の活動状況を公表し、台湾防空識別圏に11個の中国気球が侵入したと発表しました。気球の出現時間は昨日午後1時15分から昨日午後4時50分までで、一部の気球は台湾海峡から東に向かって飛行し、台湾本島上空を通過した後、太平洋上空へと移動しました。
1日当たり11個の気球は過去最多であるか、また中国の意図は何かについて、国防部は、「台湾海峡では毎年10月から翌年4月まで高高度の西風が卓越し、中国が放出する気球が台湾周辺に移動しやすい」と説明しました。昨日(6日)探知された気球11個は、1日当たりの最多記録となりました。
国防部によれば、軌道分析から台湾海峡周辺の気球の大部分は気象観測目的と判断されますが、大規模かつ計画的な集中放出は、すでに飛行安全に潜在的な危害を及ぼしていると指摘しました。国防部は関係部門と協力し、引き続き警戒と適切な対応を行っていきます。
編集:梅木奈実 (関連記事: 「中国両会2025」台湾問題より内需拡大を最優先 過去30年で最高の財政赤字率4%に踏み切る李強政権 | 関連記事をもっと読む )
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