速報》マレーシアで天然ガス輸送管が爆発!「幼児の背中が火傷」激痛に叫び声…63人が病院搬送、49軒の住宅が被害

爆発はまるで「キノコ雲」のよう。(画像/FBより転載)

マレーシア・プトラハイツ(Putra Heights)のガソリンスタンド付近で本日(1日)、天然ガス輸送管の爆発事故が発生した。現場では、数キロにわたってプチョン(Puchong)やスバンジャヤ(Subang Jaya)の上空に「キノコ雲」が立ち上り、数十階建ての建物に相当する高さの火柱が急速に広がった。地元消防局は通報を受け、直ちに多くの消防隊員と消防車を動員して救助に向かった。正確な死傷者数や爆発の原因については、当局による調査が必要である。

現場火勢仍未撲滅。(圖/翻攝自FB)
現場の火災はまだ鎮火していない。(写真/FBより転載)

マレーシアで天然ガスパイプライン爆発!多数の負傷者が病院に搬送され、民家も焼失

マレーシアのメディアによると、爆発は本日午前7時30分ごろに発生した。現場から約3キロ離れたアパートに住む住民は、今朝自宅で突然轟音を聞き、ドアや窓が揺れたため、最初は地震かと思ったという。別の方向を見ると炎が空高く上がり、バルコニーに出ると熱気すら感じられたという。地元消防局は通報を受けてから、9つの分署から少なくとも62人の消防隊員を現場に派遣して消火にあたった。

爆炸導致附近民宅受遭毀損。(圖/翻攝自FB)
爆発により近隣の民家が被害を受けた。(写真/FBより転載)

セランゴール州(Selangor)消防局の行動部主任は、爆発の原因が、現地に設置された約500メートルのガソリンスタンド用液化天然ガスパイプラインの出火によるものであったことを確認した。報道によると、猛烈な炎は周辺の建物や自動車にも影響を及ぼし、爆発現場に近い住宅では既に火災が発生。多くの住民が猛烈な炎に襲われ、周辺の住宅地を通るアスファルト道路も「焼けて溶け」、近隣の住民は火炎を避けて近くの河川まで避難し、救助を待つしかない状況となった。

有不少民眾來不及逃脫,只能逃到附近河流旁躲避。(圖/翻攝自FB)
多くの住民が避難が間に合わず、近くの川辺に避難するしかなかった。(写真/FBより転載)

報道によると、この爆発は約5時間にわたり続き、午後2時頃になってようやく激しい炎は収まったものの、濃煙はなおも立ち上っていた。パイプラインは爆発直後に運転は即時停止されたが、バルブの位置が現場から約14キロ離れていたため、天然ガスが燃え尽きるまで待たなければ更なる救助活動ができず、全ての天然ガスが燃焼し終わるまでには約4時間を要すると予測されている

爆発発生後、現場では多くの住民が火傷を負い、中には裸足で叫びながら逃げ回る幼児の姿も見られ、現場は混乱を極めた。報道によると、数名の成人と子供がこの事故で火傷を負い、そのうち2名の子供は背中に火傷を負っており、現場の住民が応急処置として薬を塗布し、簡単な治療を行い、現在この2名は近くのモスクに一時避難している。

馬來西亞梳邦布特拉高原(Putra Heights)加油站附近今(1)日發生一起天然氣輸送管爆炸事件。(圖/翻攝自FB)
マレーシアのスバン・プトラハイツ(Putra Heights)のガソリンスタンド付近で本日(1日)、天然ガスパイプラインの爆発事故が発生した。(写真/FBより転載)

情報によると、現場には多くの見物人が集まったが、道路脇で火災を見守っていた市民の多くは、マレーシア国営石油会社ペトロナス(Petronas)が当初どのように地下に液化天然ガスの輸送管を敷設していたのかを知らず、さらに二次爆発や建物の倒壊の可能性もあることから、消防局および主要メディアは市民に対して付近にとどまらないよう警告している。現場にはすでに仮設支援センターが設置され、黄色の警戒線が張られ、報道関係者や一般市民の立ち入りが禁止されている。 (関連記事: ミャンマー大地震の死者数1万人超の恐れ!国際社会が支援の手、台湾・米国・中国・インド・日本・ロシアも援助へ 関連記事をもっと読む

2名幼童遭灼傷。(圖/翻攝自FB)
2名の幼児が火傷を負った。(写真/FBより転載)

本稿執筆時点で、今回の爆発事故によって合計63人が負傷し緊急搬送され、49棟の住宅が被害を受け、112人の住民が緊急避難した警察は現在、人命救助と住民の避難・保護を最優先としており、天然ガスパイプラインの爆発原因については引き続き調査が行われている。