中国軍は本日(1日)より、陸軍、海軍、空軍、ロケット軍などの兵力を動員し、台湾島周辺において合同演習を実施すると発表しました。これに対し、台湾国防部長の顧立雄氏は本日立法院での質疑応答に臨む前に、国軍は29日に山東艦が出航した時点で関連の動きを把握しており、午前9時にはすでに緊急対応センターを設置し、関連状況を把握しつつ対応していると述べました。
中国の軍事演習に対して、顧立雄氏は、29日に山東艦が出発した時点で、台湾側はすでに関連の動向を把握しており、台湾海峡周辺でも、合同の情報・監視・偵察手段を用いて十分に把握していると述べました。国軍はもともと関連行動に備えて対応可能な兵力を準備しているとしています。
顧立雄氏は、今朝彼らが陸・海・空の合同演習を実施すると発表したことを受け、国軍も随時関連の動向に注意を払っており、現在実施中の合同戦備警戒巡回態勢のみならず、山東艦の動きについても更なる確認を行い、地上での動向についても注視していると述べました。国軍は午前9時に緊急対応センターを設置し、関連状況の把握及び対応を行うとしています。
顧立雄氏は改めて強調し、中国軍の行動は地域の平和と安定に対する深刻な破壊を明確に示すものであり、極めて問題を引き起こす存在であると述べました。最近の報道でも、解放軍における多くの汚職問題が取り上げられており、彼らはまず内部問題を適切に解決すべきであり、地域の平和を脅かす行動を取るべきではないと述べました。
編集:梅木奈実 (関連記事: 中国が台湾海峡で異例の軍事行動 「頼17条」への静かなる反撃か | 関連記事をもっと読む )
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