【台湾】民進党党員2人が中国スパイ関与で除名 対中浸透工作に厳正対応

共スパイ事件への関与により、邱世元氏、黃取榮氏が民進党新北市党部から党籍を剥奪される。(資料写真、ケ・チェンフイ撮影)

民進党新北市党部は本日(8日)、党員である邱世元氏および黃取榮氏が中国スパイ事件に関与した件について、国家安全を深刻に脅かし、党の名誉にも甚大な影響を与えたとして、評議委員会の委員が一致して最も厳しい処分である除名を決定し、今後、手続きに従って党中央に報告し、最終的な処分を求めると発表した。

民進党新北市党部は、党員である邱世元氏および黃取榮氏の中国スパイ事件への関与について、本日、執行委員および評議委員の合同会議を開催し、両名に対する除名処分を決議した。今後は所定の手続きに基づき、党中央に処分を報告する予定である。

同党部によれば、邱世元氏は民進党のベテラン党職員であり、黃取榮氏は新北市議員・李余典氏の元特別補佐官である。今回の件について、新北市党部は執行委員会による提案を受け、評議委員会での審議を経て処分が決定された。

市党部は、両名の行為が国家の安全を著しく脅かし、民進党の名誉を大きく損なうものであると指摘。評議委員会の委員らは「民主進歩党紀律評議裁決条例」に基づき、最も厳格な除名処分を一致して決議し、今後は手続きを経て党中央に報告すると強調した。

最後に新北市党部は、党は一貫して「清廉・勤政・郷土愛」を堅持しており、国家を裏切り、人民を傷つけるような浸透工作や統一戦線活動に関与した者に対しては、最も厳しい制裁を科し、決して寛容な対応はしないと強調した。

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